暑がりと寒がり。 二人が部屋にいるとエアコンの温度で、もめることがあります。 暑がりは、<もっと温度を下げたい>と汗をかきながら嘆く。 寒がりは、<冷えるから温度を上げよう>と服を羽織る。 異常気象が続く日本・・・・・・。 エアコンの設定温度はどちら…
今年はロックスター、永ちゃんこと矢沢永吉さんが75歳。 昭和を引っ張ってきた団塊世代が、後期高齢者の仲間入りです。 本格的な高齢社会を迎える日本・・・・・・。 もはや介護人材の確保は、待ったなしです。 行政も人材確保に向けて動いているものの、分かりづ…
パラリンピック誕生の秘密 2025年に東京で初開催!デフリンピックとは 知的障害者が躍動!スペシャルオリンピックス 全国障害者スポーツ大会 フェスピック アジパラ競技大会 まとめ パラリンピック誕生の秘密 パラリンピック誕生のきっかけ。 それはイギリス…
コロナ、戦争、人手不足・・・・・・。 社会環境の変化により、企業の倒産やリストラが相次いでいます。 <失業したら家賃も払えない、野垂れ死にしてしまうかも> 不安や恐怖を抱いている方も少なくありません。 しかし、こうした時にこそ、社会福祉サービスを利…
地域で暮らす人の縁の下の力持ちが、民生委員です。 民生委員は、高齢者や障害者の相談支援を行う、特別職の地方公務員です。 公務員と聞くと人気の職業ですが、民生委員は人手不足で困っています。 なぜ、担い手が不足しているのか? 今回は、あまり知られ…
すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 これは、日本国憲法第25条に記されている有名な言葉です。 日本で暮らす人々は、生活に困窮しても生存権によって守られています。 その最後の砦が、生活保護法です。 今回は、生活保護の…
日本の幼児教育の父と呼ばれ、保育士の試験にも頻出されるのが、倉橋惣三(くらはし・そうぞう)です。 まずは、こちらの有名な詩を紹介します。 驚く心 おや、こんなところに芽がふいている。 畠には、小さい豆の嫩葉(どんよう・わかばのこと)が、えらい…
育児書にはよく、「個性を大切に」という内容が書かれています。 でも、いざ実践しようとすると、「どの個性をどのように大切にすればいいの?」と悩んでしまう方も多いです。 個性という、あいまいな概念を研究したのが心理学者のトーマスです。人間には9…
人生100年時代……。 長生きするからこそ、気をつけたい病気はいくつかあります。 今回は、糖尿病、老人性難聴、せん妄の、知っておきたい症状や対策を解説します。 糖尿病の人数 特徴と症状 インスリン注射の注意点 運動療法と食事療法 老人性難聴とは 老人性…
みらいの子どもを守り、育てる福祉。そのひとつに里親制度があります。 里親制度は、さまざまな事情で家族と離れて暮らす子どもを、自分の家庭に迎えて育てる制度です。 日本には、親の病気や離婚、虐待などで社会的な支援が必要な子どもは、4万人以上いると…
介護・福祉の現場では、不安や苦しみ、受け入れがたい苦痛なども起こります。 サービス利用者や家族もそうですが、介護に携わる方も、精神的なダメージを受けることもあります。 こうしたストレスを、自分自身で、無意識に解消することを防御規制といいます…
日本の将来を担う、子どもへの福祉制度は多くあります。 新しく設立した「こども家庭庁」では、子どもが真ん中の社会を実現するために、子どもの視点に立ち、利益を考え、福祉や健康の向上を支援すると謳っています。 しかし、どのような活動をしているのか…
令和6年4月1日から、障がいのある方への「合理的配慮」の提供が義務化されました。 これによって、事業者は障がい者の特性に応じた柔軟な対応をしなければなりません。例えば、障がいを理由に一方的に入店を断ることは違反行為となります。 「知らなかった」…
「障がいがあっても働きたい」と考えている方は少なくありません。 行政側もさまざまなサポートを用意していますが、「どこに相談すればいいの?」という声も聞かれます。 私は、率直に言って行政側のPR不足は否めないと思います。せっかく良い制度を作っ…
介護や福祉にとどまらず、集団が形成されると独自の特性がみられるようになります。 こうした集団の力学はグループダイナミックスといい、個人や組織にプラスとマイナスの影響を及ぼします。 プラス面では、メンバーの団結力が高まります。マイナス面では、…
日本は1980年代以降、高齢者の医療費負担を分散しながら、国民皆保険を維持してきました。しかし、高齢化が加速する中、何度か制度見直しを行っています。 大きな転機となったのは、2006年の医療制度改革です。 医療制度改革では、2つの新たな高齢者医療制…
成年後見制度は、民法や契約など法律に基づく制度です。 そのため、家庭裁判所に出向くこともあります。 裁判所と聞くとやや緊張しますよね。 しかし、認知症の増加によって今後、接する機会は多くなるかもしれません。 今回は、知っておきたい成年後見制度…
認知症を疑ったら何をする? 認知症の疑いがあるときは、医療機関で診察を受けましょう。 老化による物忘れの症状もあるので、まずは診断をすることが大切です。 認知症の診断には、さまざまな検査があります。 今回は、認知症のおもな検査や種類について紹…
日本では、高齢者について65歳以上の方と定義しています。 その中でも、65歳以上74歳以下の方を「前期高齢者」といい、75歳以上の方を「後期高齢者」といいます。 昔と違って、現在のシニアは見た目にもまだまだ若いというのが実感かもしれません。ちなみに…
「自分のケアは間違っていないか……」 そんな心配や疑問を抱く、介護職は多いかもしれません。 介護や福祉の現場でも使える、簡単な効果測定はあります。 今回、紹介するのはシングル・システム・デザイン。 これは事例やデータを集積し、実践効果を測定する…
高齢になると、身体器官の老化にともなって、ものが見えにくくなる、声や音も聞こえにくくなります。 若いころは、茶碗の汚れに気づかない、相手の言っていることを聞き取れないことは少ないでしょう。しかし、歳を重ねると、見えないもの、聞こえないことが…
「生活保護なら働かなくてイイじゃん」と勘違いされる方がいます。また、人生の敗北者のようなイメージを抱く方がいますが、そうではありません。 事故や予期せぬ事態に直面し、一時的に生活保護を利用したけれど、逆境を乗り越えて社会復帰される方、「生活…
病院で見かける専門家に、医療ソーシャルワーカーと呼ばれる方がいます。医療ソーシャルワーカーは、MSW(メディカルソーシャルワーカーの略)と呼ばれます。 MSWは、医療機関などで活躍する福祉の専門家です。病気になった方や不安を抱えた家族を社会福祉の…
心理学で有名なのが、レスポンデント条件付けとオペラント条件付けです。 レスポンデント(古典的)条件づけとは、条件反射のことです。ある出来事に条件的に反射し、そのことを能動的に学ぶことを言います。 一方、生活体の自発的な反応に基づく条件づけを…
障害のある方が、ひとり暮らしをはじめたい時に役立つのが、生活の困りごとを解決してくれる「自立生活援助」というサービスです(2018年4月1日施行)。 食事や洗濯、掃除などの家事だけでなく、体調やお金の管理、ご近所付きあいのアドバイスもしてくれます…
社会福祉士の国家試験には、有名なソーシャルワーカーの業績が出題されます。 他の国試でも同様ですが、合格するには覚えることが必要です。また、現在の社会福祉の現場にも役立つことは多いです。 今回は、社会福祉を考える上で欠かせないソーシャルワーカ…
「生活保護」という言葉は良く聞きますが、制度の詳細を知らない方は少なくありません。また、間違った認識を抱き、生活保護の申請をしない方もいます。 たとえば、持ち家があると生活保護はNGと思われている方もいます。しかし、持ち家があっても申請するこ…
精神疾患の中で、女性に多いのが「摂食障がい」です。 原因のひとつに認知のゆがみがあります。 たとえば、痩せているのに「もっと痩せなきゃ」と不安にかられて、極端な食事制限をするケースです。 「太ってない、大丈夫だよ」と言われても本人は聞き入れま…
認知症が他人事ではない現代、知っておきたいのがクーリングオフ制度です。 クーリングオフは、不当な契約から利用者を守る制度です。しかし、意外と知られていないのが、通信販売のクーリングオフです。 実は、ネットやテレビで購入する通信販売には法的な…
精神障害がひどくなると、リストカットなどの自殺未遂や、他人や物を傷つける(他害行為)などがみられます。一刻を争う状況では精神科へ緊急入院となります。 精神科への入院は「精神保健福祉法」に定められています。入院形態はさまざまで「対象と要件等」…