介護疲れに強くなるマインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)の効果

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年々、介護の問題は深刻化しています。

 

全国の介護家族を対象にした調査では、要介護者への殺意や心中を考えたことが「ある」と答えた人は20%に上りました。

 

〇 某大学院・心理系研究室(昼)

  ドラマ「相棒」の水谷豊を彷彿とさせる左京教授。

  美人助手、令子が会話をしている。

 

令子「殺意や心中って、どんな時に考えてしまうんですかねえ?」

 

左京「介護による疲れや、将来への不安を感じたときが多いようですよ

 

令子「自分の家族なのに殺したくなるなんて・・・私には信じられない」

 

左京「その考えはキケンかもしれませんねえ」

 

令子「えッ!?」

 

左京「実は、要介護者への不適切な行為は、善意を持って熱心に介護をしていた家族の方が危ないといわれているんです日々のケアに疲れて追い詰められた結果、重大な事件に至ってしまう可能性は高い。よくニュースでも聞きませんか?」

 

令子「・・・」

 

左京「そうならないためにも、介護の知識やストレスを減らす方法を知っておくことは必要なんですよ」

 

現在、介護福祉の現場でストレス対処法として注目されているのが「マインドフルネス」です。マインドフルネスは海外の大企業や医療、教育機関でも導入されており、効果を上げています。

 

この記事では、海外でも有名なマインドフルネスプログラムの1つ「マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)」についてまとめました。

 

 

目次

 

1.マインドフルネス・ストレス低減法とは


マインドフルネス・ストレス低減法(mindfulness-based stress reduction:MBSR)は、マサチューセッツ大学のKabat -Zinnによって開発されたプログラムである。

 

 

令子「kabat-zinn?昔の人ですか?」

 

左京「いえいえ、カバット・ジン博士は、ご存命ですw」

 

令子「なぜ、外国の人が瞑想なんですか?」

 

左京「ジン博士は、仏教の修行法を学び、それを西洋科学と統合させて、マインドフルネスという科学的なストレス軽減法を生み出したんです」

 

令子「あ、YouTubeにありました。白髪のおじさまですね」

   ↓

https://www.youtube.com/watch?v=3nwwKbM_vJc

 

左京「マインドフルネスの権威でもあるので、名前と顔を覚えておいて損はないかもしれませんね」

 

令子「なんで指輪を右手の薬指にしてるんですか?」

 

左京「困りましたねえ

 

 

 

2.基本的7つの態度

 

左京「取り組むにあたっての基本的態度は7つあります。それは、①自分で評価を下さないこと、②忍耐強いこと、③初心を忘れないこと、④自分を信じること、⑤むやみに努力しないこと、⑥受け入れること、⑦とらわれないことです」

 

令子「むずしいことはないですね。変わり者の教授の助手してるくらいなんで、忍耐には自信がありますし」

 

左京「・・・先に進みます。このつの基本的態度は、それぞれ互いに関係し影響しあい、瞑想の基礎になります。そして基本となる瞑想は呼吸法です」

 

令子「呼吸ですか!?」

 

左京「呼吸は生きている限り、いつも自分と共にありますから。

呼吸を意識し、そこに生じる感覚を感じ取るようにしましょう」

 

 

 

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3.プログラムの具体的な内容

 

プログラムは8週間、各週は2時間半~3時間、1クラス30人程度。

参加した人は週6日、約1時間ほどのホームワークを行う。

 

第1~2週

静座瞑想(毎日10分間)

ボディ・スキャン(毎日45分間)

日常瞑想(時々折に触れて、日常生活をマインドフルネスに観察してみる)

第3~4週

静座瞑想(毎日実施。時間は徐々に増やしつつ45分間まで)

ボディ・スキャン、もしくはヨーガ瞑想(1日交互で45分間)

嬉しい出来事日誌を書く(第3週のみの課題)

嫌な出来事日誌を書く(第4週のみの課題)

日常瞑想

第5~6週

静座瞑想、もしくはヨーガ瞑想(1日交互で45分間)

日常瞑想(このころには、自分で最適な瞑想の組み立てができるようになってくる)

第7週

静座瞑想、ボディ・スキャン、ヨーガ瞑想を自由に組み合わせて(毎日45分間)

日常瞑想

第8週

自分で好きなようにプログラムして45分間

日常瞑想

 

 

 

 

4.まとめ

 

令子「マインドフルネスって、瞑想と関係していたなんて知りませんでした」

 

左京「今回紹介したマインドフルネス・ストレス低減法は、心理学治療のひとつで、うつや不安症の治療にも効果があることが確認されています」

 

令子「トレーニングをすると、どんな変化があるんですか?

 

左京「マインドフルネスを行うと、脳の前頭葉と海馬や扁桃体が活性化し、感情のコントロールができるようになるいわれています」

 

令子「つまり、マインドフルネスが自律神経を整えて、心も体も健康にしてくれるんですね!」

 

左京「心身が元気になるのはもちろん、美容にも効果があるそうですよ」

 

令子「ホントですか!?先生、他にはどんなトレーニングがあるんでしょう?」

 

左京「それはまた、次回のお話し」

 

 

 

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