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スポーツ界も注目!マインドフルネスは「介護ストレス」をなくすのか?

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こんにちは、サトシです。

 

Googleなどの大手企業や、

スポーツ界などでも注目されている

「マインドフルネス」


海外の医療、教育機関でも

ストレスを減らすトレーニング方法として導入され、日本の大学機関でも

研究が進んでいます。

 

僕も大学院時代

マインドフルネスの効果性について

研究していたこともあり、

今回は「介護の現場」でも

使えるのかどうか調べてみました。

 

 

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 介護ストレスと虐待

 

厚労省が発表したデータによると、

2017年度の1年間に発覚した高齢者(65歳以上)への虐待件数は、1万7588件で過去最多を記録しました。

 

令子「なんでこんなに虐待は増えているの?」

 

博士「ストレスや介護疲れで、虐待するケースが一番多いんじゃ

 

令子「誰が虐待しているの?」

 

博士「多い順には息子、夫、娘だな」

 

 

家族の介護想像以上

介護者の負担になります。

 

身体的な疲れもありますが

毎日の介護にヘトヘトになって

メンタルをやられるケースも多いです。

 

海外の研究によると認知症の高齢者を介護する家族「55%」がうつ状態だったそうです。

 

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こうした介護疲れの家族に対してマインドフルネスは効果を発揮するのでしょうか?

 

 

 

 

目次

 

マインドフルネスは介護ストレスにも効果あり

 

マインドフルネスによるうつ状態や不安の改善は多く研究報告されています。

 

そのため老親介護でストレスを抱えている家族「うつ状態」や「不安」を軽減させる効果は高いと思われます。

 

また、日本の論文を紐解くと、

介護職においてもマインドフルネスが

主観的幸福感を高めることが

明らかにされています(風間ら,2018)

 

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介護離職と心の病

 

近年、「心の病」への対策の必要性が指摘されています。

国民生活基礎調査では悩みやストレスの有無について「ある」と回答した人が、

48。2%と約半数に及んでいます。

 

40代からは介護離職も急増しており、

さらに悩みやストレスを抱える中高年

増えてくる可能性は高いです。

 

年金2000万円足りない問題

物議を醸していますが、

これからは「心」と「身体」

自分自身でケアする必要があるかもしれませんね。

 

 

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 マインドフルネスの定義

 

そもそもマインドフルエンスとは何でしょう?

 

その定義は

「意図的に今この瞬間に価値判断をすることなく注意を向けること」とされています。

 

マインドフルネスでは、

思考や感情そのものに注目するのではなく、メタレベルでの処理の仕方といった

認知機能の変容を強調しています。

 

令子「メタレベルって?」

 

博士「イメージとしては一段高いレベルじゃな。例えば母親に叱られているとする叱られている時は悔しいだろ」

 

令子「うん。ツラくなる

 

博士「そんな自分をもう一人の自分宇宙から見る

 

令子「もうひとりの自分?

 

博士「そうすると物事客観的に見られるだろうより高い視点から認知することが重要なんじゃ」

 

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感情や思考は現実そのものではなく、

心の出来事にすぎません。

 

しかし、

不快な感情、欲、怒り、迷いなど私的な感情が加わると現実をありのままに知覚することは難しくなります

 

一度、裏切られた相手には、

また裏切られると思ってしまい

現実には何もないのに

疑心暗鬼になってしまう。

 

マインドフルネスでは、

そうした心の出来事に気づかせ、

適応的な情報処理ができることを

目標としています。

 

 

 

 

マインドフルネスの経緯

 

1960年代のアメリカでは、

鈴木大拙らの『禅と精神分析』(1960)や、Alan Watt『心理療法 東と西』(1961)など、

東洋の伝統的な修行を心理学的にまとめた論文も発表されました

 

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また行動療法の立場からは

瞑想に対する科学的な研究

盛んに行われるようになりました。

 

第1世代の行動療法では不適応行動の修正を目的として行動を操作することを主な目標としていました。

 

 

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代表的な手法には、

不安を感じる刺激に対し逃げずに、

不安レベルが十分に下がるまで刺激に曝す「曝露反応妨害法(ばくろはんのう)」などがあります。

 

令子「ばくろはんのう?」

 

博士「暴露法とは強い不安に襲われても

すぐにそれを鎮静化しないで、不安に自分自身をさらす方法じゃな」

 

令子「なんだか怖い・・・」

 

博士「荒治療だが時間の経過とともにだんだん不安はなくなってくる恐怖は自分自身が創り出していることに気づかせるんじゃ」

 

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第2世代の認知療法では

気分や感情を変えることを目的としました。その操作対象は思考でした。

 

これはものの見方や考え方を変えることで不快な気分や感情を変えようとするものです。

 

代表的な手法に「認知再構成法」があり、認知内容への介入および変容重視されてきました。

 

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こうした第1世代第2世代を踏まえて

第3の波がもたらしたのは、気分や感情をコントロールすることでした。

 

 

そして、この第3の波の中核が「マインドフルネス」でした。

 

 

マインドフルネスでは、

今の瞬間の現実に常に意識を向けるようにして、それでも余分な思考や感情が生まれてきたら、それを自覚しつつまた今の瞬間に意識を戻すようにするという繰り返しの作業を行うことが必要になります。

 

 

 

 

まとめ

 

 

介護のストレスを抱える人は、

現在も多くいます

 

毎日のストレスに負けずに、

心身共に充実に暮らしていくためには

どうすればいいのか?

 

目に見えないストレスは、

いつの間にか蓄積され、

生活に悪影響を及ぼします。

 

マインドフルネスは自分の観察法でもあります。

 

 介護ストレスに悩んでいる方は、一度試してみるのも良いかもしれませんね。