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ネコと高齢者の不安解消トレーニング

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〇公園

 日も暮れかかった公園で、老婆がベンチに座っている。

 飼い主に捨てられた黒猫が、慣れた様子で目の前に座る。

 老婆は薄く息を吸い込んだ後、ゆっくりと話し始める。

 

 老婆 

「なんだか最近、物忘れがひどくてねえ・・・」

  

 黒猫

「2025年には5人に1人が認知症になる時代なんだから、おばあちゃんがボケでも誰も気にしニャいよ」

 

 老婆

「子どもや孫には世話になりたくないし。困ったねえ・・・いやんなっちゃう」

 

 黒猫

「(笑って)まだ、ボケてもいないのに先のこと悩んでどうするの」

 

 砂場へ向かいながら。

  黒猫

「(振り返って)おばあちゃんは優しすぎるニャン」

 

 

 

目次

 

 

1.不安や心配を減らすプログラム


不安や心配を減らすプログラムとして、

マインドフルネス認知療法というのがあります。

 

これは、再発を繰り返すうつ病患者に対する再発予防プログラムとして海外の研究者らにより開発されました。

 

その応用として、お年寄りでも簡単にできる簡単なエクササイズを紹介します。

 

 

2.足を意識しながら、文章を読むエクササイズ

 

黒猫

「簡単なトレーニングやってみる?」

 

老婆

「難しいのは苦手だよ」

 

黒猫

「大丈夫。では注意の訓練ニャン。足に注意をむけてみて」

 

老婆

「(足に注意を向ける)」

 

黒猫

「次は、足に注意を向けたまま、下の数行を読むニャン」

 

 

さいた さいた
チューリップの 花が
ならんだ ならんだ
赤 白 黄色
どの花みても
きれいだな

 

黒猫

「どんニャ、かんじ?」

 

老婆

「何かへんニャ、感じだわね。」

 

黒猫

「これは、“今この瞬間に注意を向ける”ための訓練ニャン」

 

 

3.なぜ嫌な気分になるのか?

 

ネガティブな思考で多いのが、過去の嫌な自分を思い出すことです。

 

例えば、酷い別れ方をした場合、

時間を経て克服したはずなのに、時間と共に蘇って、再び『ネガティブ思考』に脳内が支配されるという感じです。

 

経験あったりしますでしょうか?

 

 

4.再び黒猫と老婆

 

黒猫

「人間て不思議だよね。新しい恋人にフラれる。すると昔フラれた恋人まで思い出して、やっぱり恋愛不適合者なんだ、とか落ち込んでしまう」

 

老婆

「あるわねえ」

 

黒猫

「冷静に考えれば、それぞれ違う理由なのにね」

 

老婆

「ダメなときは、自分を責めてしまうものよ」

 

黒猫

「思考は、<気>ともいえるニャン。気が重いときは、思考が重くなってるとき。思考を軽くすると、気も軽くなるのにね」

 

老婆

「気を軽くするには、思考しないようにする、、、ということ?」

 

黒猫

「さいた、さいた、チューリップの花が。並んだ並んだ赤白黄色、どの花みてもきれいだな。ほら。歌ってみると、気が晴れて、思考も軽くなるよ、おばあちゃん」

 

 老婆

「ありがとうね」

 

黒猫

 夕闇の中、姿を消す・・・・