介護福祉オンライン

高齢者・障がい者、子育ての現場から、介護福祉の楽しさや難しさ、問題点などを伝えるWebマガジンです。

バブル世代が老後破綻に備える「資産運用」の話

f:id:mamoruyo:20200623233509j:plain



 

結論から言えば「老後破綻」はありません。高齢者になって飢え死にすることは今の日本ではあり得ません。なぜなら日本は最強の福祉国家です。高い税金を払っているので年老いても最低限の生活は保障されます。

しかし人生100年時代が叫ばれる中、国内では明るい未来を描くどころか、目を覆いたくなるような情報ばかりが飛び交っています。

 

「年金生活、受給額は少なく貯金を切り崩すことに」

「定年後、働きたくても職がない! 」

「老人ホームにも高くては入れない……」

 

シニア世代からは失望や怒りの声が聞こえてきます。そして、これから人生100年時代を迎えるバブル世代は「最低限の生活」で我慢できない人も多いでしょう。

いくらお金があれば安心できるのでしょう?これは難しい問題です。生活レベルや価値観を変えれば簡単なことなのですが、イケイケドンドンでやってきたバブル世代は定年後にたくさんの預貯金を持っていたいのが本音かもしれません。

 

では老後破綻に備える「資産運用」とはどういうものなのか。今回は最低限、知っておきたい基礎編をお送りいたします。

 

目次

 

失敗しない資産運用はあるのか?

 

不動産投資会社が発表している「生涯にかかるお金」というデータがあります。 もちろんこれは個人差があり、不動産会社がお客さん向けに出しているものなので多少の見積りはあるかもしれませんが、参考にはなります。

 

・1人当たり子育て費用、2929万円~4899万円
・結婚・出産・子育て費用、約3448万円~5418万円
・主なライフイベントの合計金額、約6788万円~9688万円

 

これでは出産、子育てをあきらめる人。むしろ結婚なんてしたくないと思う若者が多いのは理解できます。バブル景気に浮かれていた世代は何も考えずに突っ走ってこれましたが、今の若い人は現実の厳しさをよく知っています。

 

65歳以上の平均医療費は1か月6万円

 

2030年には、高齢者を現役世代2人で支える信じられない時代がやってきます。年金だってもらえるのかどうか?現役世代がボイコットしたら人生100年時代は乗り切れません。しかもです。65歳以上の平均医療費は1か月当たり6万円(出典:厚労省)。介護費用が嵩めばもっとお金は必要になります。

 

居宅サービスの1か月当たり利用限度額

  • 要支援1  50,030 円
  • 要支援2  104,730 円
  • 要介護1  166,920 円
  • 要介護2  196,160 
  • 要介護3  269,310 円
  • 要介護4  308,060 円
  • 要介護5  360,650円 

 

 

このうち利用者は1割~2割負担ですが介護度が上がると家計は厳しくなります。多床室を利用した場合は約10万円。グループホームなどのユニット型個室を利用した場合は約14万円かかります。しかも葬儀費用は全国平均で約240万円らしいです。個人的には葬儀費用は今後、高齢化が進めば大規模なものは減っていくような気がしています。

 

 

 

  

老後に備える資産3分法とは?

 

将来に不安を抱くバブル世代が知っておいて損はないのが「資産3分法」という考え方です。これは異なる資産を分散して保有することです。具体的には、次のような資産の分散です。

 

①現金

②有価証券

③不動産

 

現金は換金性や流動性が高く安全です。有価証券は収益性は高いけどリスクは高い。不動産はインフレ対策に最適。それぞれに一長一短ある資産を分散することが「資産運用」の基本だとされています。その中でも今回は不動産投資のメリットとデメリットを取り上げたいと思います。

 

不動産投資、成功と失敗の分岐点

 

不動産投資で知っておきたいのが「不動産業者選び」「物件選び」「投資時期」の3つの条件です。

 

不動産業者選び

 

不動産選びとは結婚と同じです。保証やサポートが怪しい不動産業者とパートナーを組めば「精神的」「金銭的」「肉体的」にストレスがたまります。逆に良い不動産業者を選べば失敗のリスクは軽減します。そのためには「会社の規模」「提携の金融」「販売形態」「保証・サポート」をチェックすることが必要です。

 

物件選び

物件選びで重要視するのはエリアです。

人口動向や今後の需要、資産価値が高い立地の物件を選ぶことが大事です。また中古物件の場合は、購入後のリフォーム費用や大規模修繕費など「見えないランニングコスト」がかかります。ここら辺は手間を惜しまず、多くの専門家のアドバイスをしっかりと聞き判断することが重要です。

 

投資時期

投資にはタイミングが重要です。コロナ渦で投資するのが良いのか悪いのか。最後は運かもしれません。ただし不動産業界の動きもそうですし、税法の改正の最新情報なども投資時期には関わってきます。無知は悪いことではなく、むしろ多くの資料を取り寄せて自分なりの理解を深めてタイミングを見つけることが大事です。

 

 

まとめ

人生100年時代では老後破綻など暗い未来のニュースも飛び交っています。幸せな人生を過ごすために今から資産形成について考えるのは悪いことではありません。むしろバブル世代は定年を前に、今から資産運用の勉強をはじめて損はないと思います。

短時間で結果を求めるよりも、中長期で不動産業者選び物件選び投資時期を見極めることが失敗しないための重要ポイントかもしれません。

しかし冒頭にも言いましたが、日本では最低限の生活ができることは憲法で保障されています。バブル世代も老後破綻に怖がらず、余裕をもって資産運用を行うことをおすすめします。

 

本日もありがとうございました。