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【ヤバい奴ら】教育の最大の秘訣は教育しないこと?(随時加筆)

 

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「教育の最大の秘訣は、教育しないこと」と説いたのは、スウェーデンの社会思想家であるエレン・ケイです。

 世界の保育・教育には思想家や哲学者、牧師などのいわゆるヤバい「伝説の教師」の知恵が数多く活かされています。今回は日常生活にも役立つ、世界の教育家の功績と言葉をまとめてみました。

 

 

 

 

 


児童の世紀「教育をしない教育」~エレン・ケイ

 

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エレン・ケイは、母性と子どもの尊重をベースに社会問題を論じた著名なフェミニストです。フェミニストとは、女性解放思想、男女同権主義などとも訳されますが、いわゆる女性の社会進出を性差なく実現するための活動家ですね。

 

エレンの有名な著作には「恋愛と結婚」「児童の世紀」などがあります。

大正デモクラシーの日本においては、婦人運動に絶大な影響を及ぼしました。

 

エレンの名言は「教育の最大の秘訣は教育しないこと」。

矛盾しているようにも感じる言葉ですが、その真意は著書「児童の世紀」にこう述べられています。

 

「静かに,おもむろに,自然を自然のあるがままに任せ,自然本来の仕事を助けるために周囲の状態に気を配る。それが本当の教育というものだ」つまり子どもは自ずと成長するのであって,余計なことはしない方がよいということです。

 

 

 

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「幼稚園の父」が考える人間の教育~フレーベル

 

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フレーベルは、世界で初めて幼稚園を創設した人です。父親は牧師でドイツに生まれました。若いときに教育について研究し、森林管理の修行や鉱物学の研究にも携わりました。その保育思想は「いざ、子どもたちに生きよう

 

大きな功績は1840年、世界で初の幼稚園(一般ドイツ幼稚園)を開設したことです。これが日本の幼稚園のモデルになっています。

 

しかし当時、ドイツは大変な時代でした。フレーベルはナポレオン戦争にも加わり、自由主義的な政治運動にも関わります。なんとなく意思が強そうな顔をしてますよね。

 

フレーベルの考えは著書「人間の教育」に色濃くでています。

彼はこの中で、万物には神的なモノが宿っていると主張しています。神は子どもの中にも宿り、その中にある神的なものを開発することが教育の本質だとしたのです。

 

そして、その神的なモノを導き出す神からの贈り物が「恩物(おんぶつ)」と呼ばれる、オモチャだとしたのです。

 

「子どもをオモチャと遊ばせることで、心に宿る神を育てていくことが人間の教育である」とフレーベルは考えたのではないでしょうか。

 

現在「遊び」を中心としている幼児教育に大きな影響を及ぼしました。

フレーベルは「子どもの創造的な活動を育てること」が教育の出発点と考えました。

それは彼の著書「人間の教育」からも読み取ることができます。

 

すべてのものは永遠の法則の働きによって成り立っている。永遠の法則を根底から統一しているのが神なのである。人間も永遠の法則を秘めており、幼児のうちにも永遠の法則が宿っている。

 

フレーベルは、子どもの「人間教育」としてキンダーガルテン(幼稚園)を創設して、遊びによって創造的な活動衝動を育てようとしました。

 

西欧諸国ではフレーベルが創設した幼稚園が普及したことで、児童中心主義が広まりました。これにより、発達過程に関する科学的な研究も進んだのです。

 

www.osp.tokyo

 

 

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「常識外れのエミール」~ルソー

 

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天才ルソーは今でいうパラレルワーカーなのかもしれません。

哲学者であり思想家、小説家であり音楽家、大ベストセラー作家にもなりますが、危険な思想家として世間から炎上されたりします。そして天才であり変人です。

 

そんな彼は児童中心主義者であり、「子どもの発見者」と言われています。なぜか。それは全ての教育者の教科書といわれる「エミール」を出版したからです。

 

「エミール」は一人の男性家庭教師が貴族の男児、エミールを誕生から社会人になるまで育てるストーリーです。しかし、この作品がルソーの人生を大きく変え、当時のフランスの偉い人は怒りました。

 

ルソーは人間を教育するものは「自然」「物事」「人」であるとしています。人間の本性は善であることを宣言。階級による身分ではなく、人の天職である人間という身分につくための教育を論じました。

 

ルソーは女性の教育では「良妻賢母」を推進しています。また人間の理想的な状態や幸福を追求した「社会契約論」も有名です。

 

「はじめはなにもしないことによって、あなたがたはすばらしい教育をほどこしたことになるだろう」

 

 

「健全な精神は健全な心に宿る考察」~ジョン・ロック

 

ロックが説いたのは、生まれたばかりの人間はまっさらな紙であり、その後の良い習慣や良い経験によって健全な精神が育まれるというものでした。

 

ロックは「教育に関する一考察」で、こう書いています。

 

「健全な身体に宿る健全な精神とは、この世における幸福の状態の、手短かではありますが意をつくした表現です」

 

 

 まずは体を健康にする。そうすると 心も安定してくるということ。そうした心身の健康がよい習慣へと繋がり、幸福を手にできるそうです。

 

 

 

www.osp.tokyo

 

「世界初の幼児保護所を設立」~オーベルラン

 

フランスの牧師オーベルランは、貧しい村に派遣されました。

子どもたちは放任され、危険な環境でした。そのとき、宗教とともに教育の必要性を痛感しました。

 

共働きの家庭の子どもは放ったらかしだったので、自分のお金で幼児保護所を作りました。これが世界初めての集団保育施設です。

 

1769年、オーベルランがフランスで初めて開設した幼児のための保護施設は、公費による保育所の設置や普及、国家制度化を求める運動のきっかけとなりました。

 

そこでは賛美歌や編み物道徳、理性、キリスト教などを教えました。

 

「性格形成学院」~オーエン

 

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イギリスの実業家オーエン性格形成学院で有名です。

彼はその才能と努力で成功して、店員から工場経営者になりました。

 

 オーエン義務教育の基礎を作り上げた人でもあります。

 

産業革命の18世紀後半から19世紀、イギリスでは子どもたちが劣悪な環境で長時間労働を強いられていました。これに心を痛めていたオーエンは、自分の工場の敷地内に「性格形成学院」を設立しました。いまでいう幼稚園や保育園です。

 

また人々が幸せになるように労働時間の短縮、レクリエーション設備、年金制度などの福利厚生を充実させました。

 

オーエンは、環境を改善すればよりよい性格が育つと信じていました。だからこそ労働者の福利厚生の一環として幼児学校を含む性格形成学院を作ったのです。

 

性格形成学院では年代別に幼児学校、昼間学校、夜間学校があり、音楽やダンス、お話などの活動をしていたそうです。なぜそのようなことをしたのか?彼はこう語っています。

 

「人間の性格は本来善であるが、生後の環境によっては悪くもなるので、幼児期によい環境を与えることによって、合理的な思考と行動を可能にするよい人格形成が促される必要がある」

 

オーエンは1813年に「新社会観」を出版します。その中で人間の性格は環境に根差すものであり、環境を改善すればよりよい性格が形成され、社会も良くなる」と説きました。

 

「保育学校の創始者」~マクミラン姉妹

 

イギリスのマクミラン姉妹は、保育学校の創始者です。

「全ての子どもをあなた自身の子どものように教育しなさい」という教えをモットーにしました。

 

マクミラン姉妹はスラム街に乳幼児のために自宅を開放して、5歳以下の子どもを対象とする保育学校を開設しました。

妹のマーガレットは社会進出に積極的で、独立労働党の創設にも携わりました。

幼稚園という言葉を作ったフレーベルも、マクラーレン姉妹の影響を受けています。

 

マクミラン姉妹は労働者の子どもたちの健康増進と生活習慣形成に関わる内容を充実させた保育を実践しました。

 

 

「子どもの家」~モンテッソーリ(女性)

 

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イタリアの女性医学博士モンテッソーリによって開発されたのが、モンテッソーリ教育です。その基本的な考え方は次のようなものです。

 

「子どもは生まれながらにして、自分自身を成長させ、発達させる力を持っている。したがって保護者や教師と言った大人は、子どもの成長要求をくみ取らなければならない。子どもの自由を保証し、自発的な活動を助ける役割を果たすべきだ」

 

モンテッソーリ教育を実践する施設は「子どもの家」と呼ばれます。

この「子どもの家」で学ぶと、乱暴だった子どもが清楚な振る舞いや読み書きの基礎などを短期間で身につけたそうです。これはスゴいと話題になりますよね。

 

一体どういうことをしていたのか。

モンテッソーリの教育法は、子ども自身に「発育の計画がある」というもの。つまり、子どもは子ども自身がその計画に従って、自分自身を作り上げていくという考えでした。そのため、先生は求められたときに必要なものが周囲にある環境を整備することが大事であり、発育の計画の通りに成し遂げられるようにしましょう、と教えました。

 

そのために必要なのが「信頼関係」「発育過程の正しい理解」「教具の正確な使い方」「子どもの自由を見守る姿勢の重視」でした。

 

そして以下の4つの要素を満たす環境整備がポイントです。

 

1.子どもが自由に教具を選べること。
2.「やってみたい」と思えるおもしろそうな教具があること。
3.社会性や協調性が促される、年齢縦断型のクラス編成をすること。
4.一人ひとりの発達段階に応じた環境を整備し、教師は自己形成を助ける。

 

フレーベルが「遊具」を使ったのに対して、モンテッソーリは「教具」を考案して製作しました。医師であるモンテッソーリは、日常生活体験型キットとしての教具を考案しました。それらは感覚訓練や生活技術訓練などの教材として活用されました。

 

彼女の著書は「子どもの発見」や「幼児の秘密」などがあります。

 

デューイ

 

アメリカのデューイは、こう語りました。「フレーベルから受け継ぐべきは、恩物指導法ではなく、遊びを重視した精神である」と。

 

先に紹介したように、フレーベルは幼稚園を創設した人物で心に神が宿ると説いていた人です。デューイはフレーベルの良いところは「遊び」だと挑発的にも感じる発言をしています。

どちらかといえば、子どもが活動を通して経験を取り入れることを重視しています。

 

 

ブルーナー

 

ブルーナーは「教育の過程」で、どの発達段階の子どもにも、やり方によっては様々な知的教科を教えられるという仮説を示しました。これにより、早期能力開発の気運の高まりが起きました。

 

アイザックス(女性)

アイザックスは、イギリスの女性心理学者です。また精神分析医であり、教育者でもありました。彼女は赴任した実験学校で、デューイの思想をベースとした実験的教育をスタートさせます。

 

具体的には、通学する子どもの日常を観察して、思考の合理性と理論性を実証するものでした。そして何が分かったのか?

 

子どもの興味とは、身近な家庭生活や自然環境だけでなく、科学技術、商品の生産と流通、交通や通信のシステムなど幅広いことを見つけたのです。

 

アイザックスは、子どもの興味を満たそうと考えて、先入観などにとらわれることなく、子どもが望むものを教育に取り入れました。これは出来そうで出来ないことですよね。

 

例えば、生き物の内部が見たいいえば、飼育動物の死体解剖を行ったり、化学変化に興味のある子どもがいれば、バーナーを使った燃焼実験をさせたりしました。

 

今だったら、まず出来ないでしょうねえ。

 

しかし、こうした無理とも思える活動を通じて、アイザックスは子どもたちが自ら予想を立てて、実験や調査を行い、討論する姿を目の当たりにしたそうです。そして確信したのです。

 

「科学は幼児に適した保育内容である」と。

 

 

まとめ

 

子どもの教育にはさまざまな方法がありますが、初めての経験者であるママやパパには戸惑いも多いでしょう。こうした時に役立つのが、当時はヤバいと思われていた伝説的な「教育者の知恵」です。

 

現在の保育園や幼稚園にはそうした先人の知恵が活かされていますが、根本的な意義を知らずに大切な子どもを預けているだけではもったいない。

 

幼児教育に力を注いできた偉大なる先人の考えを知ることで、日常の子育てにも活かせるヒントがたくさんあります。また、そうした勉強は自身の人生の栄養にもなってくるのだと僕自身は実感しています。

 

本日もありがとうございました。

 

 

デオシーク