乳幼児がコロナに感染したか、心配されるママも多いと思います。
厚生労働省からの新型コロナウイルス感染症を疑う基準では「37.5℃以上 4 日」とあります。しかしこの基準では、乳幼児の「風邪」の多くが当てはまってしまいます。
この記事では厚生労働省の資料をベースに、新型コロナに関する知っておくべき5つの対策をまとめました。
①鼻炎や咳、発熱、嘔吐など軽症の場合
数日で解熱したり、鼻炎や咳があっても元気にしているときは自宅で休養させてください。
乳幼児の風邪は1週間~2週間ぐらい続くことはよくあります。また繰り返すこともあるのが通常です。
一般の医療機関や休日夜間急病診療所などを受診しても、インフルエンザや溶連菌、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスなどによる迅速検査はできません。
むしろ受診によって新型コロナウイルスをはじめ多くの感染の機会を増やす危険性があることを念頭におく必要があります。
②3か月未満の乳幼児
3か月未満の乳児のお子さんや「ヒブワクチン」や「プレベナー13」などのワクチンを未接種の乳幼児の場合は対策が必要です。
発熱が数日続いたり、少しでもおかしいと感じた場合には小児科医の常駐する医療機関に事前に必ず電話で相談し、指示を受けてください。
③顔色が悪い、呼吸が苦しい、経口摂取ができない
乳幼児のお子さんの顔色が悪かったり、苦しい呼吸をしていたり、経口摂取ができない、ぐったりし ている場合には対策が必要です。
かかりつけ小児科か小児感染症に詳しい医師のいる医療機関に、受診前に電話相談のうえその指示に従い、受診しましょう。
④新型コロナ感染者との濃厚接触
もし新型コロナ感染者と乳幼児が濃厚接触した場合にも対策が必要です。
心配や不安がある場合は「新型コロナ相談窓口」を利用しましょう。
「新型コロナ相談窓⼝」に電話相談すると、担当者から症状の経過や持病の有無などを詳細に質問されます。
その上で担当者が受診が必要かどうか判断してくれます。
また受診する場合は指定専⾨病院を紹介しますので、担当者の判断と指⽰にしたがって⾏動してください。
⑤診察時は食べ物厳禁
診察前には、特に小児の患者さんにジュースや食べ物を極力与えないようにしましょう。診察時に嘔吐し、感染を拡大させるリスクとなります。
風邪症状の患者さんは個々にできる限り隔離しての対応や診察となります。また隔離する準備ができるまで車などでの待機をお願いされることもあります。
もし陽性となっても慌てず焦らず担当者の指示に従いましょう。
本日もありがとうございました。
サトシ(@satoshi_Jp0415)でした。
【引用文献】