アレルギーとは?
おやつとしても人気のナッツ。香りや栄養も豊富なのでよく食べられている女性や子供も多いと思います。しかしアレルギーのある方は、アナフィラキシーショックなどの症状も起こす危険があるので、注意が必要です。
今回は、ナッツアレルギーの種類や症状などについてわかりやすく解説します。
ナッツの種類とは
ナッツ類の種類は豊富です。具体的には、クルミ、カシューナッツ、アーモンド、マカダミアナッツ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、ココナッツなどがあります。
ピーナッツは、名前に「ナッツ」と入っていますが、木の実類とは種類が違います。それぞれのナッツ類は次のように分類されています。
- ウルシ科:カシューナッツ ピスタチオ
- サガリバナ科:ブラジルナッツ
- クルミ科:クルミ ペカンナッツ
- マメ科:ピーナッツ
- ヤシ科:ココナッツ
- バラ科:アーモンド
- アオギリ科:カカオ
- カバノキ科:ヘーゼルナッツ
植物的にはピーナッツはマメ科ですし、カカオやヘーゼルナッツはそれぞれ別の科に分類されます。アーモンドはバラ科の種実ですが、果肉ではなく種を食べるという点でナッツ類に分類されます。
ナッツのアレルギーで死にそうになった女性
こんな記事がありました。イギリス人のローラ・メリーさんはオーストラリアにいる姉妹に会うため、カンタス航空でメルボルンへと向かいました。
ローラさんは重度のナッツアレルギーを持っており、カンタス航空にはナッツアレルギーであることを事前に申告していました。しかし当日、カンタス航空側には『今さら言われても遅い』と言われました。そしてこの日、乗客に配るスナックはスライスアーモンドだということを伝えられました。
重度のナッツアレルギーの場合は、ニオイを嗅いだだけでもアナフィラキシーショックを起こし、死に至る場合もあります。ローラさんが抗議すると客室乗務員からはマスクを渡されました。彼女はマスクだけでは身の危険を感じてトイレに逃げ込んだそうです。彼女がこの出来事をTwitterに投稿したことで波紋を広げました。
ナッツとアレルギー
ナッツアレルギーは微量でも、皮膚症状、呼吸器症状、消化器症状に加えて、重篤な全身症状を起こす事例も報告されています。
子供の乳製品、卵、大豆アレルギーでは年齢とともに食べられるケースが多いですが、ピーナッツ、ナッツなどは時間が経つにつれて大丈夫になるケースは少ないと言われています。そのためナッツアレルギーは成人の症例も多く報告されています。
ナッツを食べてこわいのは
ナッツなどを食べて引き起こされるアレルギー症状で怖いのが、「アナフィラキシー」です。血圧低下や呼吸困難、意識障害といった症状が見られた場合は、「アナフィラキシーショック」と呼ばれて適切な処置や治療が必要です。
例えばカシューナッツを食べた場合、早い場合は数分で皮膚や呼吸器、粘膜などに症状が現れるそうです。こうした症状がでた時は、無理に体を動かさず病院にいきましょう。対策としては、検査をしてアレルギーの有無を確認することです。
ナッツを食べると吹き出物がでやすい?
ナッツには良質な油やビタミン、ミネラルが多く含まれており、お肌にも良いと言われています。しかし、ナッツを食べるニキビが出やすいともいいます。なぜでしょう?
調べてみると、市販のナッツの中には味付けのために塩分が豊富に使われているものがあります。そうしたナッツを適当に選んで食べていると過剰に塩分を摂取して、内臓に負担をかけニキビの発生を招くこともあるようです。
たかがナッツ、されどナッツ。
女性に人気のナッツですが、アレルギーや吹き出物が気になる方は一度、病院でチェックしてみるのもよいかもしれません。本日もありがとうございました。
参考