小規模多機能型、グループホーム、デイサービス、ケアマネジメント、訪問介護など介護業界ではさまざまなサービスが提供されています。
働きやすい職場の条件には、「女性管理職が活躍している」「オフィス環境が整っている」「社内整備や雇用が安定している」などがあります。いわゆる女性が活躍しやすく、きちんとした会社は人気です。
離職率の理由
介護系の会社を離職した理由には、「トップダウン」や「評価制度が厳しい」「祝日出勤など仕事量が多い」という声が聞かれます。
こうした理由は介護業界に限らずですが、今後は働きやすい職場環境の構築は規模の大小に関わらず必要になってくると思います。つまり離職率の低下や質の向上を実現するためには、事業所のあり方も問われてくる時代といえそうです。
プライベートケアサービスとは
介護業界大手のセントケアが取り組んでいるのがプライベートケアです。これは介護保険外(自費)でオーダーメイドの生活支援サービスを提供するものです。
お一人暮らしの方の外出時の準備、墓参り、定期的なも守り、話し相手などの生活援助をしてくれます。共働きの夫婦には、産前産後のお手伝いや水回りの掃除や洗濯なども人気だとか。ただし赤ちゃんの世話はNGです。
介護ロボットのメリット
働きやすい職場に欠かせないと期待されているのが、ロボットの導入です。介護ロボットで有名なのは「服薬支援ロボ」です。利用者のクスリの飲みすぎ、飲み忘れ、誤嚥防止用に開発されました。
ただし介護ロボットは価格がまだまだ高い印象があります。人手不足解消のために安易にロボットやAI技術を現場に導入することは疑問です。やはり研究者が実際に介護の現場で働き、そこで得たヒントをロボット開発につなげることが大切だと思います。
訪問看護は働きやすい?
訪問看護ステーションは、2012年の報酬改定で当時約6200カ所だったのが、2016年には9000カ所まで急増しました。そのためサービス競争も激化しつつあります。
在宅医療のニーズが高まる中で看護師さんをどのように活用していくかは大きな課題です。看護資格があれば医療だけでなく、介護や児童のケアもできます。ちなみに看護師は障がいの資格ではホームヘルパー1級にあたり、介護士としても働くことができます。
認知症のミニ保険
認知症と診断された際、一時金を支払う少額短期保険(ミニ保険)も開発されています。ある保険会社では、60歳の男性で一時金を80万円と設定した場合、保険料は月650円だとか。更新により満100歳まで継続可能です。
まとめ
今後も徹底的な効率化と介護ロボットを導入する動きは活発化しそうです。訪問介護では看護事業を展開してサービス強化を図る企業も出ています。しかし重要なのは現場のモチベーション。スタッフがどこまでついていけるのかが勝負のカギとなりそうです。本日もありがとうございました。