ツナガレ介護福祉ケア

東京都指定の障害福祉サービス事業所です。高齢者・障がい児・者、子育ての現場から発信しています!

食育とタンパク質の大事な役割とは?知っておきたい9種類の必須アミノ酸~ツナガレケア

f:id:mamoruyo:20210204191333j:plain

世の中では今、食育が重要視されています。幼い頃はもちろん大人になっても食事は大事ですし、パパやママも子供の食べるモノには気を配ります。しかし過敏になりすぎて子どもの楽しみを奪ってしまう可能性もあります。そもそも食育とは何なのでしょう。「食育基本法」第2条の一部には、次のような文言が記されていました。

食育は、食に関する適切な判断力を養い、生涯にわたって健全な食生活を実現することにより、国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成に資することを旨として行われなければならない。

つまり食育とは「適切な判断力」を養い、「健全な食生活」を実現することによって国民の「心身の健康増進」と人間形成に資することを目標にしています。今回は健全な食生活に欠かせないタンパク質についてまとめました。

 

 

タンパク質の特徴とは

タンパク質は生命の維持に不可欠な栄養素です。血液中の脂肪や鉄などの栄養素を運搬する役割があります。具体的には「細胞膜、体の骨格、筋肉、皮膚、代謝」の調節をしてくれるのがタンパク質です。

タンパク質は酵素やホルモンの材料となり、骨格を形成する重要な栄養素です。植物性と動物性があります。ちなみに構成元素は炭素(C)、酸素(O)、水素(H)のほかに、必ず窒素(N)を含みます。

9種類の必須アミノ酸

タンパク質は三大栄養素でもあり20種類のアミノ酸が結合しています。そのうち9種類のアミノ酸は体内では十分に合成できません。そのため食事から必ず栄養分として摂取しなければなりません。これを必須アミノ酸(不可欠アミノ酸)といいます。

  1. イソロイシン
  2. ロイシン
  3. バリン
  4. ヒスチジン
  5. リシン
  6. メチオニン
  7. トリプトファン
  8. フェニルアラニン
  9. スレオニン

植物性タンパク質ではリシンやトリプトファンが不足し、動物性タンパク質ではトリプトファンが不足しているとされています。タンパク質は酵素やホルモンなどの主成分となる以外にも、糖質や脂質が不足するとエネルギー源としても利用されます。

タンパク質は胃から始まる

タンパク質の消化は「胃で完了する」のではなく「胃から始まり、小腸の管腔内消化を経て、さらに小腸吸収細胞での膜消化と細胞内消化で完了」します。胃液酵素のペプシンによってプロテオーズ、ペプトンなど小さい物質に分解されます。

タンパク質は、筋肉や臓器などの身体構築材料であるとともに、酵素やホルモンの主成分ですが、それ以外にも活躍します。例えばダイエットで糖質や脂質が不足した場合にはエネルギー源としても利用されます。血液中において、酸素を運搬するたんぱく質はヘモグロビンです。

まとめ 

今回はタンパク質について簡単にまとめてみました。食育と深い関係のある栄養素は知るほどに奥深いです。でも美味しく食べるのが一番だと個人的には思っています。本日もありがとうございました。