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おっさん介護士の鬼門⁉家事援助で知っておきたい「洗濯」の基本と方法

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おっさん介護士の苦手分野に「家事援助」があります。

 

もちろん得意な方も多いでしょう。しかし昭和なおっさんにとって、家事が苦手という方は少なくありません。もちろん僕もその一人・・・。

 

介護福祉における家事援助(生活援助)は、高齢者さん本人や家族が家事を行うことが困難なケースに行います。

 

具体的には、訪問介護スタッフ(ホームヘルパー)が利用者のもとへ伺い、掃除、洗濯、調理などの日常生活の援助を行います。今回は、そのひとつである「洗濯」に関して知っておきたい基本をまとめてみました。

 

 

猿でもわかる?洗濯のやりかた

 

洗濯とは、汚れた衣服を洗濯機に投入し、洗って干す。乾いたら、畳んでしまうという一連の作業です。簡単なようですが、慣れていないオジサンにとっては洗濯機の前で佇んでしまうことも少なくありません……。

 

介護の現場では利用者さんによってこだわりがあります。

例えば、洗濯物の干し方や干す場所なども異なります。長年おこなってきた利用者さんのやり方を尊重しつつ、できる範囲で実施することが介護スタッフには求められます。


今回は介護福祉士の試験問題から、洗濯における基本と方法を整理したいと思います。

  

Q.血液などの汚れには、高温での洗濯が効果的である。〇か✕か?

 

洋服に血がついてしまうと、すぐに高温で洗いたくなります。なんだかそのほうがキレイになる気がするから……と思ったあなたアウトです。

 

実は、高温にすると逆に落ちない汚れに変化します。洋服に汚れがついたら、すぐに水で汚れを落とし、弱アルカリ性の洗剤で洗うようにします。

 

とくに血液などのタンパク質の汚れは、見つけたらできるだけ早く水でしみぬきをすることで効果があります。

 

ということで 正解は、✖️でした。

 

 

Q .淡色の服を洗う場合、蛍光増白剤の入った洗剤を使用する。〇か✕か?

 

個人的には、淡色の洋服も白い服もあまり気にせずに洗うタイプです。しかし介護の現場では、そうもいきません。

 

ベテランの方たちは、他人様の洋服なので慎重に行います。泡色の洋服には、無蛍光洗剤を使用します。

 

では蛍光増白剤の入った洗剤を使用すると、どうなるのでしょう?

そう、色落ちしてしまったように見えてしまうんですね。

 

つまりこの問題、無蛍光洗剤が適しているので、正解は×ですね。

 

 

Q .洗剤は多く使用すればするほど汚れがよく落ちる。〇か✕か?

 

「洗剤はおおく使うほど、キレイになるんじゃ!わっはははは」

と、豪快に笑うオッサンは少なくなりました。

 

もちろん洗剤は、多ければよいというもではありません。

サルでもわかるでしょう。

しかし僕は知りませんでした……

 

いまの洗剤を多く使用しても汚れの落ち具合は変わらないんですね。

衣類に洗剤が残る原因にもなるので適量で洗うようにしましょう。

 

ということで、正解は✕です。

 

Q.水洗いできるウール・絹には、液体酸素系漂白剤を用いる。〇か✕か?

 

液体酸素系ってなんなん?

まず、ここでアタマが混乱します。

 

液体酸素系、調べてみると。

 

酸素系漂白剤の液体タイプは、粉末タイプと違って主に衣類を洗濯する時のみ使われる。 粉末タイプより漂白力は少し弱いが、粉末タイプが洗えない毛や絹も洗えるのが特徴。 衣類を一番傷つけず毎回洗濯する際に洗剤と一緒に入れるだけで、黄ばみやシミをきれいにすることができる優れもの。

 

知りませんでした。

とくに動物系の繊維製品には、弱酸性の液体酸素系漂白剤を使用するといいようです。

 

液体酸素系漂白剤は弱酸性なので衣類を傷めにくく、ウールや絹といったデリケートな衣類にも使用する事が出来ます。

 

ということで、正解は〇でした。


逆に、これらの衣類に塩素系漂白剤を使用すると、黄ばんでしまったり溶けてしまったりする場合もあるようです。しみ抜きなどの部分的の使用も控えるようにした方がいいようですね。

 

 

 

Q .ドライクリーニングは主に水溶性の汚れを落とすのに適している。〇か✕か?

 

 

ドライクリーニングと聞くと、なんでもキレイに洗ってくれそうですが、そうではありません。

 

ドライクリーニングは水溶性ではなく、主に油溶性の汚れを落とすのに適しています。

ということで、正解は✕でした。

 

 

まとめ

 

今回の問題は、日ごろから洗濯をしている方には常識だと思います。しかし、家事に不慣れなオッサンにとっては、知らないことばかり。戸惑う人も多いのではないでしょうか?

 

ちなみに、こちらも覚えておくと便利です。

 

  • 綿の漂白には塩素系漂白剤を使用します。
  • アセテートには酸素系漂白剤を使用します。
  • ナイロンには酸素系漂白剤を使用します。
  • 羊毛には基本的に漂白は行ないません。
  • 絹の漂白には還元型漂白剤を用います。

 

介護で覚えるこうした家事は、自身の日常生活にも活かせることが多いです。

苦手意識を克服して、得意分野に変えていきましょう!

 

もちろん僕も、がんばります(苦笑)!

本日もありがとうございました。