ツナガレ介護福祉ケア

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英才教育に役立つ!知っておきたい9つのタイプ

 

育児書にはよく、「個性を大切に」という内容が書かれています。

でも、いざ実践しようとすると、「どの個性をどのように大切にすればいいの?」と悩んでしまう方も多いです。

個性という、あいまいな概念を研究したのが心理学者のトーマスです。人間には9つのタイプがあることを明らかにしました。

今回は、子どもの能力開発に役立つ、それぞれの特徴を紹介します。

9つのタイプ

個性は、さまざまな気質や性分が複雑に絡み合っています。そのため、子育て中の親は、このあいまいな言葉に翻弄されることが多いです。

このつかみどころのない「個性」を、心理学者のトーマスは9つに分解しました。それぞれを10段階で評価してみると、わが子の特性が見えてくるかもしれません。

①規則性

規則性のある子は、睡眠、食事、トイレなどの行動からチェックできます。習慣通りに行動する規則性について、高い10→低い1として評価してみましょう。

規則性の高い子は、きちんと行動できるタイプなので、特性を利用して学びの習慣を身につけることもできます。

一方、規則性のない子は、睡眠時間や食事の時間もまちまちで、子育てには苦労するかもしれません。また、周りの音に反応して集中できなくなることもあります。

しかし、視点を変えれば切り替えの早いタイプともいえます。「泣きだしたけど、絵本を見せたら機嫌が直った」など、特性をポジティブな行動に変えることもできます。

②活動性

活動性は、アクティブ、おとなしい、テンションが高いなどと表現されます。

一般的に「うちの子は活発だ」「あの子は穏やかね」と表現されるので、見分けやすいタイプかもしれません。

活動レベルの高い子は、幼少期からスポーツを習わせると、身体能力が伸びる可能性が高いです。

③接近、回避の傾向

初めて触れるもの、経験することに対しての反応にもタイプがあります。

珍しいものに自分から近づいていく子もいれば、怖がって逃げる子もいます。

接近や回避の傾向を知ることで、子どもの興味関心を高めることもができます。

④順応性

順応性は、変化に対応する速さです。新しい状況にスムーズに適応できる子は、順応性が高いといえます。

たとえば、外出前に突然、雨が降ってきたとします。予定変更となったとき、すぐに家の中での遊びに切り替えられるかどうか……なども判断材料となります。

順応性のタイプによって、環境を変えることがよいのか、環境を変えないほうがいいのかを見極めることができます。

⑤反応の強さ

反応の強さは、外的刺激や内的刺激によって知ることができます。

たとえば、転んだときに大泣きする子もいれば、しくしく泣く子もいます。

はっきりと反応する子はわかりやすいのですが、あまり表現しない子は、親がしっかりと観察する必要があります。

⑥反応の閾値(いきち)

反応が現れ始めるレベルのことで、どの強さで反応や行動が現れるかを判断します。

転んでからの反応もタイプによって異なります。膝から血が出ていても平気で遊んでいる子もいれば、尻もちをついただけで泣いてしまう子もいます。

子どもの特性を知る上で、重要な判断材料になります。

⑦機嫌のよさ

機嫌の良さは、「よく笑う、よく泣く、感情を外に出さない」など、喜怒哀楽から知ることができます。機嫌を「不快感のレベル」に置き換えてもよいです。

敏感な子は不快感が大きな苦痛となり、ずっと気にする傾向があります。一方、不快感をすぐに忘れられる子もいます。

また、日常の多くをどのような気分で過ごしているのか、物事をポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえがちか……などもタイプによって違います。

⑧行動の可変性

行動の可変性は、行動を変えたり止めさせたりするのに、どの程度の刺激が必要かを知る基準です。いわゆる、聞き分けの良い子かどうかのチェックです。

一度言うだけで行動を修正する子もいれば、何度か繰り返して言わないと変えられない子もいます。これも、個人差があります。

⑨注意の幅と持続性

注意の幅では、ひとつのことだけに注意を向けるタイプか、複数に注意を向けるのか、そして、それがどれくらい持続するタイプなのかを見ていきます。

何時間も集中し続ける子もいれば、いろいろなことに手を出す子もいます。妨害されたときの執着度もタイプによって異なります。

子どものタイプによって、伸ばす能力も変わってきます。

扱いにくい子のタイプ

9つのタイプを組み合わせることで、「扱いやすい子」「扱いにくい子」などのタイプに分けることができます。

たとえば、睡眠や食事などが不規則な子どもや、何度か注意をしないと言うことを聞かない子どもは、親にとって扱いにくいタイプかもしれません。

しかし、視点を変えることで短所を長所に変えることもできます。

子どもの得意、不得意を知り、タイプに合わせて能力を伸ばすことが大切です。

英才教育とは

英才教育とは、子どもの得意や才能を見出して、早い時期から専門の教育を施すことです。そのためにも、9つのタイプを組み立てて特性をつかんでみてはいかがでしょう。

たとえば、「うちの子は環境の変化には敏感だけど集中力は高い」「うちの子は飽きっぽくルーズだけどおおらか」など、特性を具体化して客観視することも重要です。

基本的に、親が「困ったな」と感じる気質は、経験でカバーできる傾向があります。

まとめ

親は、子どもの困った部分を変えようとしたり押さえ込んでしまいがちですが、その部分こそ、大事に受け止めて伸ばしたい個性です。その子の特性を分解して、ひとつひとつに対応をすることで、子育ても楽になってきます。

大切なのは、個性とは良い点だけではないこと。欠点も尊重することでが必要です。

「できない」があっても、最初は否定せずに受け止め、この子のために何ができるだろうという関わりから始まります。

扱いにくい子どもは、他と比べて悩みや心配が出てきますが、ペースに合わせてじっくりと付き合う姿勢が、結果的に子どもの能力を開発することにつながると思います。

本日もありがとうございました。