
高齢者にもっとも気をつけてほしいこと、それは「転倒」です。
シニアになると骨がもろくなり、脊椎がつぶれる形で折れることもあります。
転んだときの衝撃や骨粗しょう症が原因で、骨盤骨折が起こる危険性も。
ちょっとした力が加わっただけで骨折するので、油断大敵です。
高齢者の四大骨折
高齢者には、4大骨折と呼ばれるものがあります。
- 上腕骨近位端(じょうわんこつきんいたん)骨折
- 橈骨遠位端(とうこつえんいたん)骨折
- 脊椎圧迫(せきついあっぱく)骨折
- 大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)骨折
それぞれの特徴は次のとおりです。
上腕骨近位端骨折
上腕(じょうわん)とは、「二の腕」のこと。
上腕骨(じょうわんこつ)は、「二の腕の骨」です。
上腕骨近位端とは、「肩の関節の付近」を骨折することです。
転んで肩を打ったり、肘や手をついたときに起こりやすいです。
女性で、骨粗鬆症のある人に多発します。
転倒した直後から、肩の強い痛みが出ます。
貧血を起こす事もあります。
橈骨遠位端(とうこつえんいたん)骨折
橈骨遠位端とは、いわゆる手首の部分です。
転んで手をついたときに起きることが多いです。
頻度の高い骨折で、特に骨粗鬆症のある方では多発します。
手のつき方、骨折線の入り方によって、様々な骨折のタイプがあります。
脊椎圧迫(せきついあっぱく)骨折
脊椎圧迫骨折は、転んだときに尻もちをついた状況で起こります。
重い物を持ったり、せきやくしゃみなどでなることもあります。
腰の骨が圧迫されて起こります。
知らないうちに背骨のつぶれが進行し、背骨が丸くなってしまうこともあります。
骨が弱いお年寄りに多いのが特徴です。
大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)骨折
大腿骨頸部とは、足の付け根の部分。
横方向への転倒やしりもちをつくような転倒で起こりやすいです。
脚の付け根に痛みがあり、ほとんどの場合、立つことや歩くことができなくなります。
予防は、折れにくい骨を作ること。
「骨粗鬆症」の治療も効果的です。
そして、転倒しにくい環境を整えることも大切です。
骨を強化させるには
骨を強化するために必要なのは、以下の4つといわれています。
①日光、②カルシウム、③ビタミンD、④適度な運動です。
適度な運動は骨への刺激となり、代謝が促進されます。
骨の強化にはビタミンDが必要です。
そしてビタミンDの生成のため、適度に日光を浴びることが必要です。
まとめ
骨折などの手術後、重要になるのがリハビリです。
回復期リハビリテーションは、医学的リハビリテーションの一環として行われます。
リハビリの直接的な目的はあらゆる人のADL(日常生活動作)の改善をはかる事です。
最終的な目標は、ADL向上によりQOL(生活の質)を高め、その人らしく、満足して生活することにあります。
本日もありがとうございました。