
今回、体験してきたのはヨガレッスンです。
きっかけは、腰の違和感でした。
介護の仕事をしていると、入浴介助や移乗の場面で、どうしても腰に負担がかかります。
気をつけているつもりでも、ある日ふと、「あれ、ちょっと危ないかもしれないな」と思う瞬間があります。
腰ベルトやコルセットで予防するのも大事です。
でも、それだけで安心できるわけでもない。
腰痛というのは、静かに近づいてきて、ある日いきなり牙をむくことがあります。
こちらの都合など、お構いなしです。
そんなとき、ヨガでインナーマッスルを鍛えると腰痛予防に役立つ、という話を耳にしました。
それなら、一度やってみよう。
そう思って、体験レッスンを受けてみることにしました。
- 腰痛予防には、インナーマッスルが大事らしい
- ホットヨガスタジオという場所
- スタジオに入った瞬間、少しだけひるむ
- 開始15分で、身体が別の生き物になる
- 優しい言葉に助けられる
- 英雄にはなれなかった
- 最後の「ナマステ」で、少し整う
- で、ヨガは腰痛に効果があるのか
- まとめ
腰痛予防には、インナーマッスルが大事らしい
ヨガでインナーマッスルを鍛えると、腰痛予防に効果があるらしい。
そんな話を聞いて、少し調べてみました。
すると、ヨガには血行不良の改善、骨盤まわりのバランス調整、筋力の維持や柔軟性の向上などが期待されているようです。
もちろん、やればすぐ治るという話ではないのでしょう。
でも、腰まわりに不安を抱えながら働く身としては、少し気になります。
近くのスタジオを調べてみると、ホットヨガの大手、LAVAがありました。
ちょうど無料キャンペーン中だったので、試しに予約してみました。
こういうのは、勢いも大事です。
ホットヨガスタジオという場所
向かったのは、駅から近いホットヨガスタジオでした。
受付では、簡単な確認や説明があります。
そのあと、担当のインストラクターがレッスンの流れや注意事項を丁寧に教えてくれました。
説明が終わってロッカールームへ行くと、黒のヨガウェア上下、フェイスタオル、さらに1リットルの水まで用意されていました。
これは正直、ありがたかったです。
こちらは初心者ですから、最初からあれこれ準備しなくていいだけで、かなり気が楽になります。
スタジオに入った瞬間、少しだけひるむ
着替えを終えて、いよいよスタジオへ。
中は、高温でむわっとした空気。
照明は少し落としてあって、正面の壁は全面鏡張りでした。
その時点で、少し緊張します。
なんというか、逃げ場がない感じがある。
癒やし系の音楽が流れていて、空気はやわらかいのに、こちらの心だけが勝手に構えている。
初心者というのは、たいていそういうものです。
しかも、自分のヨガマットの位置が最前列。
まさか、と思ったら、そこが初心者の場所でした。
「いや、いちばん後ろじゃないのか」と思いましたが、もう遅い。
腹をくくるしかありません。
開始15分で、身体が別の生き物になる
レッスンが始まると、最初は比較的やさしいポーズから入りました。
身体を伸ばしたり、呼吸を整えたり。
最初は、「まあ、こんな感じか」と思っていました。
ところが、15分ほどしたあたりから様子が変わります。
汗が出る。
それも、想像していた汗ではありません。
じんわり、ではなく、ぼとぼと落ちる。
「こんなに出るのか」と思うくらい、汗が出ます。
インストラクターがこまめに水分補給を促してくれるので、そのたびに水を飲みます。
飲んでも飲んでも、出ていく感じです。
中盤になるころには、もう汗びっしょりでした。
でも、不思議と嫌ではありません。
フェイスタオルで顔を拭うたびに、少し気分が上がってくる。
うつ伏せ、四つん這い、立ち姿勢のポーズ。
身体はきついのに、頭の中は少し軽くなっていく。
「ああ、こういう時間が必要だったのかもしれないな」と思いました。
優しい言葉に助けられる
ホットヨガで印象に残ったのは、インストラクターの声かけでした。
「無理しなくて大丈夫です」
「できる範囲で大丈夫です」
そういう言葉が、ちゃんと途中で入ってきます。
これが意外と大きい。
身体がきつくなってくると、人はつい「ついていかないと」と思ってしまいます。
でも、そのたびに「無理しなくていい」と言われると、少し力が抜ける。
頑張らせるのではなく、ほどいてくれる感じです。
介護の現場でもそうですが、人は追い込まれると固くなります。
少し安心できる言葉があるだけで、身体の反応まで変わることがあります。
英雄にはなれなかった
レッスン後半、インストラクターが言いました。
「英雄のポーズをやってみましょう」
名前は立派です。
いかにも効きそうです。
しかも、腰痛予防にも良いらしい。
ただ、その時点でこちらはもう、かなり汗だくで、息も上がっています。
身体は重いし、目も少しうつろです。
で、やってみた結果。
まったく英雄ではありませんでした。
ポーズとして成立していたのかどうかも怪しい。
たぶん、遠目に見ても英雄感はゼロです。
でも、それでも不思議と嫌ではありませんでした。
うまくできなくても、身体を動かしていること自体が、少し気持ちいい。
これがホットヨガの魅力なのかもしれません。
最後の「ナマステ」で、少し整う
レッスンの終盤は、少し落ち着いた時間になります。
音楽が流れて、呼吸が整ってきて、さっきまでのしんどさが少しずつ引いていく。
サウナのあとに似たような、妙なすっきり感があります。
心と身体が、完全ではないにしても、少し元の位置に戻ってくる感じです。
最後に、先生が「ナマステ」と言ってレッスン終了。
正直に言えば、60分のホットヨガは楽ではありませんでした。
むしろ、けっこうきつい。
でも、体験してよかったとは思いました。
で、ヨガは腰痛に効果があるのか
これは正直、1回の体験レッスンではわかりません。
すぐに腰が楽になる、というものではなかったです。
ただ、続ければインナーマッスルを使う感覚は少しずつつかめそうだし、身体の土台を整える方向には向いていそうです。
少なくとも、普段あまり意識しない部分をちゃんと使った感じはありました。
それに、ダイエットやストレス解消には、かなり良さそうです。
あれだけ汗をかけば、何かしら身体は反応します。
腰痛予防については、過信はしないほうがいい。
でも、身体を整える習慣のひとつとして考えるなら、試してみる価値はあると思いました。
まとめ
ヨガが腰痛予防にどこまで効果があるか。
それは、1回体験しただけでは断言できません。
ただ、身体の深いところを意識すること。
呼吸を整えること。
無理をしすぎず、でも少し動かしてみること。
そういう積み重ねは、介護の仕事のように身体を使う人にとって、無駄ではない気がします。
少なくとも私は、行く前より少しだけ身体が軽くなり、頭の中もすっきりしました。
英雄のポーズはまったく決まりませんでしたが、それでも、行ってよかったです。
身体は、壊れてから慌てるより、壊れる前に少し手をかけたほうがいい。
ヨガは、そのきっかけとしては悪くないのかもしれません。
