暑がりと寒がり。
二人が部屋にいるとエアコンの温度で、もめることがあります。
暑がりは、<もっと温度を下げたい>と汗をかきながら嘆く。
寒がりは、<冷えるから温度を上げよう>と服を羽織る。
異常気象が続く日本・・・・・・。
エアコンの設定温度はどちらに合わせればよいのでしょう。
「暑がり派」それとも「寒がり派」?
暑がりと寒がりは、体温と関係しています。
そもそも体温は、体の熱と外に逃げる熱のバランスで維持されています。
暑がりの人は、熱を多く作り、熱が外に逃げにくい人。
寒がりは、熱をあまり作らず、熱が外に逃げやすい人。
こうした体温の特性によって、暑がり派と寒がり派に分けられます。
私たちは暑さや寒さを、皮膚や脳にあるセンサーで感知します。
体の中心部で設定されているのは、37度ぐらい。
この温度は、脳を守るために最適な温度だといいます。
寒がり派VS暑がり派の火種とは?
暑がり派と寒がり派。
一般的に太った人は暑がり派、痩せている人は寒がり派のイメージがあります。
環境省では省エネルギーを目的として、適正温度を夏季は28℃としています。
寒がり派は、<そんなものじゃないの>と納得。
暑がり派は、<それじゃあ、高すぎる>と訴える。
これが、<寒がりVS暑がり>論争の火種になった可能性はあります。
乃木坂46の設定温度
アイドルグループ・乃木坂46の曲に「設定温度」があります。
エアコンの設定温度のようにすれ違う二人。
恋愛の温度も、<我慢しないで言い合った方がいい>という内容です。
人は裸で28~32度の部屋でじっとしていれば、暑さも寒さも感じないとか。
いわゆる自動調節です。
これが機能しないと、危険な状態に陥ります。
キーワードは「部屋の温度=室温」
結論から言えば、エアコンの温度より重要なのは、部屋の温度=室温です。
一人暮らしの高齢者の家に伺うと、外気や日差しの影響で蒸し暑い部屋があります。
リモコンの温度は25度でも、窓を開けっぱなしで室温が30度を超えていることも。
しかもカラダの自動調節が正常に機能していないと、危険が生じる恐れもあります。
ですからチェックすべきは、エアコンの温度より、部屋の温度。
<エアコンは低く設定しているのに、なんだか暑いなあ・・・・・・>
そんな方は、一度、室温を測ってみることをオススメします。
環境省は、室温の目安として夏は28℃、冬は20℃が推奨しています。
ドライ(除湿)も活用しよう
日本の夏が過ごしにくいのは、湿度の高さが影響しています。
湿度が10%上がると、体感気温は1度上がるといわれています。
設定温度を低くしても、湿度が高いと不快に感じるのです。
暑さに弱い人は、エアコンのドライ(除湿)を活用してみるのもおすすめです。
体温調節ができない人は……
寒がり暑がりの人は、体温調節が上手に機能していない可能性があります。
体温調節を高める簡単な方法は、基礎代謝をあげること。
運動をして筋肉量を増やしたり、食生活を変えると効果的です。
エアコンをきっかけにライフスタイルの改善に取り組むのもありかもしれません。
まとめ
エアコンの設定温度。
大切なのはリモコンの温度ではなく、部屋の中の温度(室温)です。
国で推奨している室温は夏は28℃、冬は20℃が目安。
まずは部屋の温度が何℃なのかを知り、リモコンの設定温度を検討しましょう。
モヤっと部屋の中がしている場合は、ドライ(除湿)を活用するのも効果的です。
また、暑がりや寒がりの人は、体温調節が適切に機能していない可能性もあります。
代謝を高める食べ物や運動をするのもオススメです。
本日もありがとうございました。