家庭の介護
成年後見制度は、民法や契約など法律に基づく制度です。 そのため、家庭裁判所に出向くこともあります。 裁判所と聞くとやや緊張しますよね。 しかし、認知症の増加によって今後、接する機会は多くなるかもしれません。 今回は、知っておきたい成年後見制度…
認知症を疑ったら何をする? 認知症の疑いがあるときは、医療機関で診察を受けましょう。 老化による物忘れの症状もあるので、まずは診断をすることが大切です。 認知症の診断には、さまざまな検査があります。 今回は、認知症のおもな検査や種類について紹…
日本では、高齢者について65歳以上の方と定義しています。 その中でも、65歳以上74歳以下の方を「前期高齢者」といい、75歳以上の方を「後期高齢者」といいます。 昔と違って、現在のシニアは見た目にもまだまだ若いというのが実感かもしれません。ちなみに…
「自分のケアは間違っていないか……」 そんな心配や疑問を抱く、介護職は多いかもしれません。 介護や福祉の現場でも使える、簡単な効果測定はあります。 今回、紹介するのはシングル・システム・デザイン。 これは事例やデータを集積し、実践効果を測定する…
ランキング参加中健康 福祉の資格のひとつに「社会福祉士」があります。 困っている方の相談や援助の場において重要な役割を担っていますが、仕事内容を知っている人は少ないかもしれません。 今回は、社会福祉士のさまざまなアプローチについて解説します。…
海外にも様々な医療や介護の制度があります。 たとえば、イギリスでは政府が運営する健康保険があり、無料で医療サービスを受けることができます。 一方、アメリカには全国民を対象とした公的な医療制度はありません。 今回は、諸外国の医療や介護制度につい…
本格的な高齢社会を迎えて、有料老人ホームの数は急速に増えています。しかし、そのサービスはすべて同じではありません。よくカン違いされるのが「介護付き」と「介護なし」の区別です。 有料老人ホームだから「介護付き」は当たり前だと考えがちですが、実…
介護が必要になると、ゴミ出しや食事を自分ですることが難しくなり、介護施設を検討する方は多いです。しかし介護施設と一口にいっても、さまざまなタイプがあります。 知っておきたい介護施設には、①ケアハウス 、②介護老人福祉施設、③介護老人保健施設、④…
介護や障がいの仕事では、リハビリテーションの専門職も多く働いています。 リハビリテーションとは、病気やケガ、障がいのある方が社会復帰を目指すために行う訓練のことを言います。 訓練のときに、利用者さんに寄り添いサポートを行っているのがリハビリ…
介護が必要になると、住宅の改修を行う方は多いです。家の階段に手すりをつけたり、車椅子のために段差をなくしたり、リフォームにもお金がかかります。 いざという時に知っておきたいのが、介護保険の住宅改修費です。この制度を活用すれば、住宅改修でかか…
介護が必要になると、本人はもとより家族も疲れやストレス、悩みを感じる人が多いです。こうしたときに覚えておきたいのが「ストレスコーピング」です。 コーピング(coping)とは、英語で「対処」の意味です。ストレスコーピングを知ることで、ストレスと上…
平成29年版高齢社会白書によると、10年前、7人に1人だった65歳以上の認知症の数は、2025年になると5人に1人となると推計されています。こうした中、注目されているのが「認知症カフェ」です。 認知症カフェは、認知症の方やその家族など誰でも参加することが…
知っておきたい「65歳の壁」 障がいのある方が65歳を迎えると、介護保険の申請を求められます。これは、障害者総合支援法から介護保険法に移行するための手続きです。一体何が変わるのでしょう。各地では、これまで受けていた障害福祉サービスが受けられなく…
高齢者の医療保険制度における、給付と負担は決められています。たとえば、70歳から74歳までの加入者が負担する一部負担金は、原則2割です。しかし、現役並みに稼いでいる方は、療養の給付に要した費用の3割を負担します。今回は、高齢者の医療費について…
病気などで食事制限の必要な利用者さんは少なくありません。 たとえば、高血圧の塩分制限は1食2g未満、1日6g未満が推奨されています。また、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の方は豆類を食べるとよいとされています。 この記事では、知っておきたい食事介助…
高齢者に多くみられる病気にパーキンソン病があります。パーキンソン病の歩行の特徴には、すくみ足、突進歩行、小刻み歩行などがあります。歩幅が狭く、方向転換や振り返りなどバランスをとることが難しく、歩き始めると止まらないことがあります。 パーキン…
重度訪問介護(以下、重訪)は、障がい状態の重い方を自宅で支援するサービスです。 たとえば、ある筋ジストロフィーの方は、食事の際に茶碗4分の1ぐらいの量を、2時間ほどかけて食べます。障がいのため口も大きく開けないし、飲み込みもスムーズに行えま…
認知症への関心が高まる中、注目されているのが「認知症サポーター」と呼ばれる人たちです。認知症の正しい知識を学び、地域に暮らす認知症の人やそのご家族に対して手助けをします。今回は、認知症サポーターの役割や資格について解説します。 認知症サポー…
現在、日本女性の平均寿命は87.26歳ですが、30年前の平均寿命をご存知でしょうか。 答えは、80歳。なんと30年間で日本女性の寿命は7年ものびたのです。このままいけば、30年後の平均寿命は94歳になるかもしれません。 人間五十年と吟じた織田信長も、さぞ驚…
介護業界には老舗企業も多いです。そのひとつが「ツクイ」です。全国にデイサービスや有料老人ホーム・サ高住も積極的に展開しています。 35年以上前に訪問入浴を開始し、訪問介護、通所介護、デイサービス、ショートステイ、有料老人ホームと業務を拡大。20…
介護に限らず、高齢者に対して「年寄りだから○○だ」というような思い込みからくる年齢差別を聞くことがあります。こうした年齢差別をエイジズムといいます。身体的な機能低下ではなく、高齢者に対して主観で否定的な見方をすることです。 たとえば、「老人は…
高齢になると排便は健康チェックのひとつです。毎日、快便のお年寄りは元気な方が多いです。不思議なもので介護をしていると、ウンチの怖さはなくなります。むしろ、ずっとウンチが出ない利用者さんがこわいです。 たとえば、認知症のお婆ちゃんの排便がない…
誤嚥(ごえん)とは、声帯をこえて食べ物などが気道に入ることです。若い人でも飲み込みのときに食べ物が気管に入ってムセることがあると思います。息が詰まったような感覚は誰にでもあるかもしれません。 喉頭蓋(こうとうがい)は嚥下時に気道をふさぐ役割…
介護業界の倒産要因とは 経営は安定しているとされる介護業界ですが、2018年の「老人福祉・介護事業」の倒産は、106件と厳しい一面もあります。理由は、①報酬改定や人材不足、②利用者確保の難しさ、③同業他社との競争激化などが挙げられます。 事業者の立場…
ヨガは効果あるの? 今回、体験したのはヨガレッスン。きっかけは「腰」の違和感でした。入浴介助や移乗などを行っている介護職にとって気をつけたいのが「腰痛」です。 腰ベルトやコルセットで予防することも重要ですが、恐怖の大魔王はいつやってくるかわ…
介護職は腰痛もちの方が多いです。とくに移乗介助を行うときは注意が必要です。移乗とはトランス(トランスファー)ともいいますが、車いすからベッドに移る、車いすから便器に移る、車いすから椅子に移などの「乗り移りの動作」のことです。 このトランスの…
健康のバロメーター 尿や便は、健康状態を知る大事なバロメーターです。介護や医療の現場でもチェックはかかせませんし、記録もつけます。ケアワーカーになる前は「排泄」というと避けたい感じがありましたが、慣れてくると「良いウンコ」と「悪いウンコ」を…
世界初!人工シナプスコネクターの開発に成功 2020年8月、慶應義塾大学医学部などの研究グループが脊髄損傷の治療に効果のある「人工シナプスコネクター」の開発に成功しました。世界初です。研究は、人工的に作り出した「たんぱく質」を注射することで、切…
認知症と記憶障害 70代になると「最近、電話番号が覚えられない」とこぼす方が増えてきます。自宅へ電話するときは間違えないが、あまり電話しない場所にかけるときは、メモを見て一つ一つの数字を確認しながらでないと番号を間違える。これまでスムーズに覚…
1日で筋力は3%低下 高齢になると筋力が落ちやすくなります。一日寝ているだけで筋力は3%低下すると言われています。日常の生活動作(ADL)の維持、また病気のある方は合併症を予防するためにも早期のリハビリは大切です。 高齢者の骨折は、転んだときの衝…