介護福祉 On-line

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シルバーカーのトップ企業は、なぜアジアを目指すのか?

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介護をベースにしたM&A、

合併・買収が増えています。

 

M&Aには、

介護サービス会社だけではなく、

関連機材やシステムなどを扱う企業も

乗り出しています。

 

そのひとつが、大阪に本社を構える

福祉用具・介護用品メーカーの

幸和製作所です。

 

今後、彼らはどのような戦略で

介護業界を生き抜こうとしているのか?

ビジネス的な側面から検証しました。

 

目次 

 

 

1.wikipedia風プロフィール

 

まず、幸和製作所のプロフィールをwikipedia風にまとめてみました。

 

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  • 名前:株式会社 幸和製作所
  • 年齢:創 業 1965年
  • 代表者 :玉田秀明
  • 従業員数 :(単体)120名
  • 平均年齢: (国内)40.1歳 
  • 事業内容: 歩行車・歩行補助カート、シルバーカー、手すり、杖、入浴用品、排泄用品等

 

平均年齢もそうですが、

社長も若いイメージです。

調べてみると2代目でした。

 

 

2.シルバーカーでトップシェア

 

幸和製作所は高齢者の歩行を助ける、

シルバーカーでトップシェアを誇っています。

 

2代目社長は、先代から跡を継ぐことを

当たり前のように言われ、

高校卒業後に入社したそうです。

 

なんと5歳の時から

シルバーカーづくりをやっていたとか。

 

 

しかし社長になると、先代のようなカリスマ性がなく、

自分に何ができるのか。

悩み苦しんだ時期もあったようです。

 

2018年には株式上場も果たし、

海外市場にも攻勢をかけています。

 

 

www.osp.tokyo

 

3.介護を取り巻くM&Aは?

 

上場してからは、

活発な動きを見せる幸和製作所。

 

デイサービスの「パムックとあっぷる」を子会社化し、

東京本社のケアサービスが「居宅介護のひだまり」を

子会社化するなど、M&Aが活発化させています。

 

しかし上場するまでは

かなり大変だったよう。

 

アベノミクスで円安が急激に進んだときは、

海外工場で製品をつくって仕入れているので

原価が倍近くに跳ね上がったとか。

 

そこから2期連続で赤字決算で、

社長も生きてるのがしんどかったそうです。

 

安定しているように感じる、

介護事業ですが、

ビジネスはやはり命がけです。

 

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4.介護事業の将来性は?

 

海外販売の強化などさまざまな戦略があるようです。

 

ただ今回、筆者が幸和製作所を取り上げた大きな理由に

シニア男性をターゲットにしていることが挙げられます。

 

人間は転ぶと本当に弱るのが早いです。

そのため歩行補助具の「シルバーカー」の

ニーズはますます高まると思います。

 

しかし男性は、女性に比べて体裁を気にして

シルバーカーを使いたがりません。

 

幸和製作所では、そのハードルを下げることを目指しています。

使っていてステータスを感じられるような商品開発しているようです。

デザインはまだまだです。

 

もう少し現場の意見を取り入れたり、

東京の高齢者向けに開発してもらいたいですね。

 

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韓国アジアのビジネス展開

 

実は韓国では、日本の介護保険制度に相当する制度が

既に導入されておりシルバーカーも

その保険対象となっています。

 

幸和製作所では、2019年の夏。

韓国からの大口受注の出荷も完了したので

アジア進出も加速しそうです。

 

 

5.まとめ

 

介護業界ではM&Aが活発化しています。

その先鋒として大きな動きを見せているのが

福祉用具・介護用品メーカーです。

 

今後、福祉用具・介護用品は

日本だけでなく、アジア市場にも

必ず拡大していきます。

 

そういった切り口で、先手を打つ

企業は生き残る可能性は高いですが、

いつまでも国内に目を向けている

経営者はM&Aの餌食になりそうです。

 

今後、ますます目が離せない

企業となるでしょう!