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児童保護措置費とは?お金の仕組みや実施体制などを分かりやすく解説

 

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子どもの福祉には、もちろんお金も必要です。

この記事では施設の運営費や人権期、子育てに必要な給付金など「お金」の仕組みについて分かりやすく解説していきます。

 

 

 

NOISU(ノイス)

 

 

児童保護措置費とは

児童保護措置費は、児童福祉施設などの運営に対する負担金のことです。

「措置費」と呼ばれるお金は、国庫負担金を基本にして支払われます。

 

措置費は事務費事業費に分かれます。

 

事務費は、人件費や管理費。いわゆる給料などですね。

事業費は、入所児童に必要な経費全般を指します。

 

児童福祉施設への入所措置や里親委託などが行われた場合は、児童保護措置費から経費などの毎月の支払いが行われます。

 

子ども・子育て支援新制度による給付金

 

2012年に制定された子ども・子育て関連三法により「施設型給付」「地域保育型給付」の2つが創設されました。

 

施設型給付は、幼稚園や保育所、認定こども園を対象とした財政支援です。

一方、地域型保育給付は小規模保育や家庭保育、居宅訪問保育などを対象としています。

 

この給付によって保育所や幼稚園などへの財政支援の仕組みが共通化されたわけです。

 

社会福祉の実施体制について

 

各都道府県と指定都市に設置が定められているのが「児童福祉審議会」です。

かなり偉い人達で構成されている組織ですが、問題があってもなかなか出てきません。

 

事件や事故が発生した後、会見を開くケースが多いのは児童相談所です。

現場で児童や家庭に関する問題を解決するための支援を行う専門機関です。

さらに児童福祉法に基づき行政権限を行使する行政機関でもあります。

 

児童委員

市町村において児童家庭福祉のための民間の奉仕者として活動します。

民生委員を兼任しています。

お金は基本的に無報酬です。しかし交通費などの活動費が掛かるので実費弁償という形で個人に支給されています。

 

児童福祉施設の役割とは

 

児童福祉施設では、施設長の権限と義務は大きいです。

施設に入所した子供で、親権者や後見人がいない場合は施設長が親権を行うことが定められているからです。

 

2019年2月、東京の児童養護施設で施設長の大森信也さん(享年46)が殺害事件される事件がありました。元入所者による殺害は波紋を広げました。

 

大森さんは施設の子どもが社会に出たあとも手厚い支援をしていたといいます。

しかし心に傷を負った子供たちの支援は難しいものがあるのも事実です。

 

児童福祉施設は、利用者である子どもの権利と健やかな成長を保障しなければいけません。そして適切な保護・自立支援・指導などを行わなければなりません。

 

児童福祉施設では様々な専門家が働いています。

児童指導員、保育士、母子支援員など配置する専門職員の資格要件や基準なども定められています。こうした方々が日夜奮闘しているのです。

 

児童虐待の防止

児童虐待の防止等に関する法律の第一条が、かなり重要です。

そこには「児童虐待の防止等に関する施策を促進し、児童の権利利益の擁護に資することを目的とする」と定められています。

 

不適切な養育状態にある家庭は実際問題、かなりあります。

例えば幼児虐待や育児ノイローゼに苦しむ家庭です。

こうしたリスクを解決するために保育士や保健師・助産師や子育て経験者が訪問して相談や支援を行うのが養育支援訪問事業です。

 

 

具体的な支援策としては、短期的目標(3ヶ月を目安とする)及び中期的目標(半年から一年を目安とする)を策定し、その目標を達成可能な支援内容を策定していきます。

援助内容はケースによってさまざまです。

 

 

ほいく畑

 

養育支援訪問事業とは?【自治体事例の教科書】 | 自治体通信Online

まとめ

児童福祉施設は、子どもの権利擁護を促進するための施設です。

 

しかし施設においては、職員による虐待や子ども間でのいじめなどの問題も発生しています。一方で社会に出てから職員を逆恨みするケースもあります。

児童家庭福祉はきれいごとでは語れない一面もあります。

 

よりリアルな現実を生きてきた母子とどのように向き合い、支援するのか。

それは学校の勉強だけでは解決できない難しい問題でもあるのです。

 

本日もありがとうございました。

 

 

 

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