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【家庭の介護】便秘の4つの原因と対策~おすすめの食事とは

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 高齢者の便秘

 

高齢者の困りごとに「便秘」があります。

 

高齢になると生理機能が低下し、便秘と便失禁が同時に起こるなど、若いときには信じられないことがたくさん起こります。

 

また肛門括約筋が弱くなり、直腸の感覚が鈍くなる方もいます。こうした状態が続くと、便が排泄されずに大きな便の塊ができることもあります。

 

便秘の改善には、一般的には下剤や便秘薬などが使用されます。ただし下剤は、大きく固まった便には効果はあまりないです。むしろ、それ以外の便が緩くなります。

 

高齢者の便秘にはいくつかの原因があります。大腸の運動低下を引き起こすものとして、運動不足、水分不足、食物繊維不足、腹筋力の低下などがあります。

 

この記事では比較的多い原因やおすすめの食事を紹介します。

 

 

 

①弛緩性便秘(しかんせい・べんぴ)

 

弛緩性便秘は、大腸の蠕動運動が低下することで起こります。

 

大腸の蠕動運動が低下すると、便が大腸内に長時間留まります。これによって水分が多く吸収されるため便が硬くなり、便秘になります。

 

日本内科学会では便秘について「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残意感がある状態」と定義しています。

 

②食物繊維の摂取不足

 

食べるモノも便秘には大きく関係しています。

 

有名なのは植物繊維です。便の量を増やしてくれます。反対にいえば、便秘で悩んでいる方は摂取量が少なくなって、便が硬くなっていることがあります。

 

植物繊維は腸を刺激して、大腸の蠕動運動を活発にします。また、善玉菌のエサになり腸内環境を整えます。摂取が不足すると、弛緩性便秘に繋がる可能性もあります。

 

食物繊維は、水溶性と不溶性の2種類に分けられ摂取した時の効果が違ってきます。

 

水溶性食物繊維には、リンゴ、キャベツ、ひじき、わかめなどがあります。

水分を保持する特徴があり、便にうるおいをあたえます。

 

不溶性食物繊維には、きのこ、エビ、野菜などがあります。

腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を活発にし、便の量を増やします。

 

③排便を我慢する習慣


排便をガマンする人に多いのが、直腸性便秘です。

 

便意は、腸と脳の連係プレーが大切です。習慣的に便意を我慢しすぎると、脳から腸へのシグナルが鈍って便秘になります。

 

便秘解消の近道は、生活習慣を整えることです。日頃から、排便のリズムをつけていくことが重要なのです。とくに朝は最も便意を感じやすい時間帯です。タイミングを逃したまま1日が過ぎないようにしましょう。

 

④腹圧の低下

 

腹圧の低下によっても便秘になることがあります。お腹の力が弱くなると、うまく力めずに便秘になりやすいです。


こうした腹圧がうまく上げられきめない場合は、直腸性便秘であると考えられます。腹圧の低下の場合、弛緩性便秘と直腸性便秘の両方が考えられます。

 

高齢になると腹圧が低下する方も多いです。こうした時は、排便のポーズを工夫するのもひとつの方法です。様式トイレに座ったときに、かかとを上げたり、台を置くのも効果的です。

 

便秘対策「レジスタントスターチ」

 

腸内細菌を元気にする成分が「レジスタントスターチ」です。便秘を改善してくれる成分として注目されています。

 

レジスタントスターチには、血中のコレステロールや中性脂肪を減らす効果や、血糖値をコントロールする作用も期待できます。

 

食べ物の中で、レジスタントスターチがたっぷり含まれている食材のひとつが「ナガイモ」です。台湾ではシャキシャキの食感が大人気だそうです。

 

とろろ、ナガイモジュースがおすすめ

 

便秘解消のために、レジスタントスターチ取りたいなら「とろろ」や「たんざく」が良いです。ナガイモを生で食べる方が効率的です。

 

ナガイモは皮が薄いため、皮ごと食べても大丈夫です。あまり気にならず、風味も増すので一度、試してみてください。

 

それでも苦手な方は、ナガイモジュースはいかがでしょう。味はともかく、便秘解消、健康増進にやってトライしてみるのも価値ありですよ!

 

本日もありがとうございました。