ツナガレ介護福祉ケア

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胃潰瘍、尿毒症、痛風、脂質異常症、腎不全・気をつける食事ポイントとは?~ツナガレケア

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「おいしい料理をたべたーい!」日々の楽しみの食事ですが、介護の現場では食事制限が必要な疾患もあります。 今回は、家庭でも知っておくと便利な、病気と食事制限のお話です。

 

  

胃潰瘍では、刺激物を避けよう!

胃潰瘍の方は、胃に負担のかかるお酒やタバコは厳禁です。また食べすぎや、香辛料のような刺激物を避けるほうが良いです。過度な摂取はよくありませんが「たんぱく質を制限した方が良いみたいだよ!」などと、いたずらに煽る必要もありません。胃潰瘍では、食物繊維や脂肪の少ないもの、消化に負担がかからないやわらかいものが食事として適切だとされています。  

尿毒症の症状と食べ物

尿毒症・・・。あまり聞いたことのない病名ですが、文字をみると怖そうなイメージがしますよね。たんぱく質は他の三大栄養素である糖や脂質と異なり、分解されたものが老廃物として残ります。この老廃物の処理を行うのは腎臓です。

この腎臓から排泄される老廃物(尿毒素)が体内にたまると、全身に様々な症状が出てきます。これらを総合したものが尿毒症で、慢性腎臓病、腎不全の終末像です。尿毒症では、腎臓の機能が低下しているのに腎臓を働かせようという状況になるため、食事のたんぱく質制限がとられます。

尿毒症は腎臓が老廃物を分解できずに全身に回ってしまいます。これを解消するためにはまず食事内容を見直して腎臓の負担を軽減し、人工透析などで腎臓の機能を補助します。

痛風でプリン体は厳禁!

突然、強烈な痛みに襲われる「痛風」は、尿酸値の上昇によって起こります。そのため、尿酸が作られるプリン体を含む食べ物やアルコールの摂取制限、カロリー制限や減量などが効果的です。また水分量を増やして、尿量を増やして体内の尿酸値を薄めるなどの対応も行われます。

脂質異常症は、血液ドロドロの状態

脂質異常症は、血液中の脂質が多い状態を言います。これ自体は何の症状もありませんが、血液がドロドロになることによって、動脈硬化や脳梗塞・心筋梗塞などを誘発する危険があります。そのため、脂質の制限が必要となります。

脂質異常の対処法とは

  1. 偏らない「栄養バランスのよい食事」をとる。
  2. 摂取総エネルギー量を抑えて、適正な体重を保つ。
  3. 飽和脂肪酸(おもに獣肉類の脂肪)1に対して、不飽和脂肪酸(おもに植物性脂肪や魚の脂)を1.5~2の割合でとる。
  4. ビタミンやミネラル、食物繊維もしっかり取る。
  5. 高コレステロールの人は、コレステロールを多く含む食品はひかえる。
  6. 中性脂肪が高い人は、砂糖や果物などの糖質と、お酒を減らす。

腎不全の食事制限

腎不全の診断前には、ほとんどの場合、糖尿病と診断されている事が多いです。食事については、糖尿病のものと同じように捉えている人もいますが、糖尿病による食事制限と腎不全による食事制限の内容の違いをしっかり押さえておく必要があります。

腎不全で制限されるのは、主にタンパク質・食塩・水分・カリウムです。肉や魚や乳製品にはタンパク質やカリウムが多く含まれているので、摂取を控えるようにします。野菜は生で食べるのとゆでてたべるのとでは、カリウムの量が変わってくるため、温野菜にして食べるのが好ましいです。みそ汁を取らないようにする事で、水分や塩分の摂取を控える事が出来ます。

腎不全は食事管理や水分管理がとても重要です。とくに制限する必要があるのが、塩分とタンパク質です。肉や魚にはタンパク質が豊富で、味噌には塩分が多く含まれています。生野菜も温野菜にするなどして、カリウムの摂取を控える必要があります。

まとめ

今回は病気と食事について解説しました。胃潰瘍で注意が必要なことは 、①過食過飲。 ②酒の飲みすぎ。 ③甘い菓子のとりすぎ。 ④刺激性食品の過剰摂取です。

尿毒症では、食べ物を見直して腎臓の負担を軽減し、人工透析などで腎臓の機能を補助する必要があります。体を守り、しかも腎臓のはたらきを保持するには、タンパク質を抑え、エネルギーを確保するための工夫が大切です。

痛風に関係しているのはプリン体です。重要なのはプリン体を多く含む食品などの制限です。たとえば、プリン体を多く含む魚卵などは禁物です。あわせて水分を取ること、体重を減らすなどを心がけましょう。

腎不全は食事管理や水分管理がとても重要です。とくに制限する必要があるのが、塩分とタンパク質です。肉や魚にはタンパク質が豊富で、味噌には塩分が多く含まれています。生野菜も温野菜にするなどして、カリウムの摂取を控える必要があります。

 病気にならないことも大切ですが、病気になったときにどうケアするかも重要です。今回の記事が参考になれば幸いです。本日もありがとうございました!

 

 

 

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