1日で筋力は3%低下 高齢になると筋力が落ちやすくなります。一日寝ているだけで筋力は3%低下すると言われています。日常の生活動作(ADL)の維持、また病気のある方は合併症を予防するためにも早期のリハビリは大切です。 高齢者の骨折は、転んだときの衝…
食事と歯みがき 障害支援のひとつに口腔ケアがあります。簡単にいえば歯みがきです。利用者さんの中には「胃ろう」といって、チューブで胃に直接栄養を送り込んでいる方もいます。衛生面や機能低下予防の観点からも口腔ケアは必要です。この記事では障害者の…
脳のはたらき 高次脳機能障害とは、病気や事故などによって脳が損傷し、言語や思考などの高次な脳機能がスムーズに働かなくなった状態をいいます。 障がいが見た目ではわかりにくいことから、トラブルを起こしやすく、誤解も受けやすいです。今回は、高次脳…
褥そう(褥瘡・床ずれ) 褥そう防止法 肌トラブル 座薬 座薬の方向 外傷性出血の対応 呼吸していない場合 意識がもうろうとしている場合 骨折した場合 塩素系漂白剤を飲み込んだ場合 まとめ 褥そう(褥瘡・床ずれ) 褥瘡(じょくそう)という言葉を介護現場…
リハビリテーションの意味 リハビリテーションは単なる機能の回復ではありません。障害を持っていてもそれに適応して人間の尊厳を回復し、全人間的復権を実現することを理念としています。つまり身体機能の回復だけでなく、精神面や社会的能力の回復にもアプ…
介護職の報酬は上がるのか? 今後の財政を議論する「財政制度等審議会」が2021年11月8日開催されました。ここでは、岸田政権が重点施策の1つに位置付ける介護職の賃上げに関する報告もありました。興味深い内容を紹介します。 介護職の報酬は上がるのか? 医…
コミュニケーション技術として用いられる手法に「傾聴」があります。傾聴を提唱したアメリカの心理学者、カール・ロジャースによると傾聴の3原則には、「共感的理解」「無条件の肯定的関心」「自己一致」があるそうです。この3原則の意味をシンプルにまと…
2012年は認知症高齢者数が462万人と、高齢者の約7人に1人が認知症であるとの統計が出ています。そして、2025(令和7)年には、約5人に1人が認知症であるとの推計もあり、その人数は約700万人となります。 現在、日本では4種類の抗認知症薬が承認されています…
シニアと美容 シニアになっても美しくなりたいという意識は重要です。年を取ると「誰にも合わないからいいや」と化粧もせず、美容院にも行かずに家の中で長い時間を過ごす方も少なくありません。すると不思議なことに老け込みだして、心身の機能も低下してい…
夫がわからない 「夫が帰ってきます。お帰りください」。 ある日、家族介護者である夫に対して、認知症の奥さんがこう言いました。旦那さんにとっては、とても辛い出来事です。しかし、これも認知症の真実です。この認知症の奥さんは、目の前に自分の夫がい…
障害のある方への差別は法律によって禁止されています。しかし、先進国に比べて日本の取り組みは遅れていました。障害者への差別解消に向けての動きが加速したのは、東京オリンピック、パラリンピックの開催が決まってからだと思います。 たとえば、2016年に…
今、保育や幼稚園の現場で問題になっているのが発達障害や気になる子といわれるグレーゾーンの子供たちです。しかし発達障害は耳なじみはありますが、グレーゾーンという定義は意外と知られていません。その定義や症状。そして対策法をまとめました。
目の衰えは思ったより、はやくきます。30代後半になると、疲れ目や乾燥がひどくなり、老眼も意識するようになります。 ある調査によると、60歳以上は読書のときに、20代の3倍以上の光量が必要だそうです。今回は、介護の現場で知っておきたい「眼」のお話で…
転ばぬ先の… いまのシニアは元気です。しかし病気は突然やってきます。何が起きても大丈夫なように介護の知恵を得ておくと安心です。今回は、比較的症状の多い関節リウマチ、甲状腺機能低下症、皮膚疾患についてまとめてみました。 転ばぬ先の… 関節リウマチ…
暑い夏に食べたくなるスパイシーな「夏カレー」。美味しいですよね。しかし肉入りのカレーを常温で保存し、翌日に加熱調理したとき、食中毒の原因となるのが、ウエルシュ菌です。 ウエルシュ菌は牛肉、鶏肉、魚などに保菌されていることが多いです。また、嫌…
保健師とは コロナ禍において、マスコミでも連日報じられる保健所の仕事。そこで働いているのが、「保健師」です。保健師は一言でいえば、地域で暮らす人の身体的・精神的な健康を守る専門家です。その対象はコロナ患者だけではなく、乳幼児、妊産婦・高齢者…
入浴の重要性 日本人にとって、いくつになっても大好きなのがお風呂です。すっきり、さっぱり、のーびのび。デイサービスでも入浴サービスを充実させている施設は多いです。ただし、入浴は体力を消耗します。 ケアラー(介護職)にとっては、利用者の意思を…
自宅の介護では、寝たきりになった高齢者のオムツ交換も大切な仕事です。ベテランのケアワーカーであれば、神業的な速さでササっと上手に交換できる人もいますが、家族で介護する場合は、抵抗を感じる人も少なくないはずです。 とくに男性の場合は、オムツ交…
健康な人は、ぐっすり眠れる方が多いです。安眠は元気の秘訣ですが、「睡眠」に関しては、知らないことも少なくありません。よく耳にするのがレム睡眠、ノンレム睡眠です。なーんとなく知っているような、知らないような・・・。 調べてみると「レム睡眠」とは…
口腔ケアとは 介護で重要なのが、口腔ケアです。口腔ケアとは、歯磨きなどをさしますが普通の歯みがきとは少々、違います。高齢になると入れ歯(義歯)を利用している方も多いので、そうしたケアも含まれます。 身体機能の低下でベッド上で口腔ケアを行うケ…
令和3年の保育士試験を受験しました。 コロナ禍ではありましたが、一年間、独学でコツコツと問題を解きました。 しかも試験に挑むのはオッサン。記憶力も低下しています。 保育士の難関は9科目という幅広い分野。保育原理から社会福祉、心理学さらに食と栄…
「おいしい料理をたべたーい!」日々の楽しみの食事ですが、介護の現場では食事制限が必要な疾患もあります。 今回は、家庭でも知っておくと便利な、病気と食事制限のお話です。 胃潰瘍では、刺激物を避けよう! 尿毒症の症状と食べ物 痛風でプリン体は厳禁…
認知症もさまざま 認知症と一口に言っっても、その症状はさまざまです。多くの人がイメージするのは、アルツハイマー型認知症ではないでしょうか。アルツハイマーは認知症の中でも一番多くの割合を占めています。しかし認知症には「血管性認知症」「仮性認知…
高齢になると、さまざまな病気が訪ねてきます。来なくていいよ~と言っても、おかまいなしです。この記事では介護福祉士の試験にも出題された、心房細動、統合失調症、不随意運動型脳性麻痺という、なにやら難しい名前の症状についてまとめてみました。 心房…
男性介護士の苦手分野に「家事援助」があります。もちろん得意な方も多いでしょう。しかし介護初心者の男性スタッフの中には、家事が苦手という方は少なくありません。もちろん筆者もその一人です。 家事援助(生活援助)では、訪問介護スタッフ(ホームヘル…
人間は目によって、どのくらいの情報を得ているのでしょう。普段はあまり意識しない人も多いと思いますが、視覚からの情報は8〜9割とされています。つまり「見る」という行為は、一瞬のうちに全体を把握できる素晴らしい能力なのです。 例えば、「人が多い…
歳を重ねても、仲の良い夫婦はいます。長い時間、苦楽を共にした男女が血のつながりよりも深い絆で結ばれる。それは理想の夫婦のカタチかもしれません。夫婦円満の二人が、老年期に直面する不幸が、配偶者(夫や妻)との死別です。愛が深い夫婦ほど、配偶者…
排尿障害とは おしっこの異常はさまざまです。高齢者の「あ〜やっちゃった」は危険のサインかもしれません。たとえば切迫性尿失禁。これは「我慢できないでもれてしまう失禁」です。不随意の膀胱収縮(膀胱が勝手に収縮する症状)をともなうこともあるので状…
合格率5%!? 保育士試験の合格率は20%といわれています。そのうち一発で合格する確率は5~10%と聞きました。よく合格したなあ・・・と自分でも驚いています。保育士試験でやったのはただひとつ。過去問を30分間、毎日解くことです。ただし、やり方を間違え…
今回は保育士の科目の中の「こどもの保健」を取り上げます。保健問題はコツをつかめば、それほど難しくありません。専門用語が多く出てくるので戸惑いがちですが、問題文をよく読めば、常識的に解ける問題も多いです。僕が間違えやすいと思った問題を紹介し…